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2006年10月 3日 (火)

ハムフェア2006自作品コンテスト入賞作品について

 2006.08.19(土)に行われたハムフェア2006自作品コンテスト
表彰式に出席しましたので、実行委員長の講評の抜粋と
作品を見た印象を記録として残します。なお、作品について
の記述は規定部門が中心となりますので、その点については
ご承知願います。 

6m QRP AM トランシーバ(JR8DAG-2006AM)

 

規定部門優秀賞第二席(JR8DAG-2006AM

【実行委員長の講評】
○規定部門
・最優秀賞(総務大臣表彰)の選定の決め手は工作技術の正確さと
 作品の性能が高かったとのこと
・優秀賞第一席は新しいものとクラシックなものをうまくまとめて
 いた点を評価
・優秀賞第二席と優秀賞第三席は作品をうまくまとめていた点を
 評価(両差の差は言及していないが、おそらく作品の性能の差
 ではないかと思われる)
・アイデア賞はいわし缶にトランシーバーをまとめたおもしろさを
 評価
○自由部門
・最優秀賞(総務大臣表彰)は2年連続でアンテナ。HF帯の
 アンテナを1m以内の小ささにまとめたことを評価
・優秀な測定器である2作品はデクニカル賞として入賞作品とした

【作品を見た印象】
・規定部門の順位付けは妥当でしたが、以前にも書いたとおり冨川さんの
 作品らしくはないと思うし、ケースの加工についても今ひとつアラが
 見えたりもしていました。あと、50MHzの0はマイクなのかと
 思ったらスピーカージャックでした。
 ※ JE1UCI/冨川さんのホームページを見ると、時間がなかったと
  いうことで、限られた時間の中で出せる作品を出品したとの
  ことで、まあ、そうなんだろうなという感想です。
・優秀賞第一席のクラシックトランシーバーは外観に明らかな
 アラが見えたのが残念というところです。外観を丁寧に仕上げて
 おけば、この作品が最優秀賞だったのではと思います。やはり
 外観にもきちんと気を配ってより高い評価を受けて欲しいと思い
 ます。
・いわし缶の大きさにビックリ。JARLの写真では大きさがわから
 なかったので、何か比較できるものと一緒に写しては?と言った
 のですが、JARLのページをよく見たら電池ケースが写っていました。
 よく見ていればわかったのですが、市販のサンマの蒲焼きの缶詰を
 想像してしまったのでした。
・規定部門デザイン賞については展示用説明文を見ると、出品者は
 デザインではなく再現性や製作の容易さを評価して欲しかったよ
 うです。

【その他】
・展示用説明文が正直今ひとつで、作品の説明を十分にしきれていない
 ものがほとんどだったのは残念でした。作品そのもので余計なことは
 語らずも良いとは思いますが、ガラスケースに入った作品を見るだけで
 善し悪しがわかるとは思えないので、見ている人に作品の良さをわかって
 もらえる(アピールできる)説明文を作成すべきと思います。今年の
 入賞作品の中で説明文が割と良かったのは、JH4JBJ(規定部門
 優秀第三席)、 7N4SAE(自由部門アイディア賞)、
 JE1ECW(自由部門テクニカル賞)位だった と思います。
入賞作品の概要説明は出品者の提出書類を元に作成していますが、
 なぜ入賞させたのか審査者であるJARLが考えたポイントを記載して
 欲しいと思います。例えば規定部門最優秀賞のJE1UCI/冨川さんの
 作品ですが、電波の質や工作技術が優れていたとは言っても、
 冨川さんにとっては当たり前の話で説明書にはそういったことは
 あまり詳しく記載していないように思えるのです。入賞のポイントを
 記載するのは審査を行ったJARLの義務と思いますし、来年以降の
 出品作のレベル向上にもつながっていく
ものと考えます。

 JR8DAG/菅野 正人

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