地球へ…(テレビアニメ版)
地球へ(アニプレックス公式サイト)
今年4月からTBS系地上波で放送されているテレビアニメ版も残り2話となりました。原作との細かな相違点に関してはWikipediaで触れられているとおりですが、管理人が見た限りでは以下の点が大きな違いと感じました。
(1) ソルジャーブルーが、ナスカ事変まで生きていたこと。
(2) 番組が始まった時点でミュウは原作のナスカ級大虐殺(アルタミラ事変)を経験している。
(3) 人類の実質的な生活圏が首都惑星ノアにあり、地球は壊れたままの状態、あるいは人間が住める状態まで再生していないらしい。
(1)は最初から長編として考えていたならソルジャーブルーはすぐに殺さなかったかもという原作者(竹宮恵子)の話があったので妥当かなと思うし、ストーリ上も良かったと思います。
(2)は当然ながらナスカ事変の結果が変わることにつながるはずで、原作では不意打ちを食らうような形で大悲劇となりましたが、テレビアニメ版では物理的被害はもの凄かったものの人的被害は比較的少ない形でとどめたように思われます。
(3)は原作とは異なる結末が予想される重大な伏線と考えられます。原作では地球以外に人類が生存できる星がなかったので地球の存在そもののが重要でした。しかし、テレビアニメ版のように人類の移住先を首都惑星ノアに確保しているのであれば、人類は地球にこだわることもないはずです。また、ミュウは首都惑星ノアを占拠しテラズナンバー1を破壊した時点で、実質的に人類に勝利したことになるようにも思います。
そうではなく、キースアニアンが首都惑星を捨ててでも地球を守る理由は一体何か?また、テレビアニメ版ではまだ姿を現していない壊れた地球がどのような形で登場するのか、そして、原作とは異なると思われる結末がどうなるのか気になるところです。
JR8DAG/菅野 正人
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