コンサドーレ札幌2008総括 & 2009展望
2008年に関して言えば潜在能力がある(かもしれない)選手が力を
発揮しきれずにJ2降格というところでしたが、以下のような三浦監督の
現時点での限界も見せてくれた2008年だったと思います。
・攻撃に関する組立がほとんど出来なかったこと(個人能力頼み、
これは2007年も同様)
・攻撃も守備の1つであるという発想が無かったらしいこと
・守備で戦おうにもそれにふさわしい選手を獲得できなかったこと
(資金がなかったと言う問題だけではなかったような気がする)
三浦監督のサッカーは格下には勝てるが、格上には勝てないと
思っていましたが、結局のところ、そういう結果になってしまいました。
J2では選手の個々の能力で点を取り、守備は組織で守る、その
やり方でJ1昇格を果たしましたが、J1では攻撃は形がないので
点が取れず、守備は選手の能力不足もあって通用しなかったと
言うところだと思います。
サッカーの勝利の条件は相手より多くの点を取ることである
以上、攻撃は放置出来ないと思います。守備は確かに大事ですが、
昨年からのやり方はあまりにもバランスを欠いていたと思います。
確かに札幌の選手の技術は他のチームより劣りますが、技術を
向上させようとすることは必要だったと思います。確かに守備で
踏ん張れれば良かった訳ですが、それが出来ないと分かった時点で
別のやり方を考えても良かったように思います。
昨年、今年のサッカーは勝敗以前の内容という点では面白く
ないものでした。勝てれば良いのですが、負けが続けば選手の
やる気も急速に下がってくる、そんな戦い方だったように思います。
そんなこんなで来年は大変だと思っていましたが、2008年は
曲がりなりにも一部の若手に成長が見られたこと、力がありそうな
外国人選手の獲得、実績のある監督の就任などを見ると、来年は
終盤までJ1昇格争い位はしてくれそうな期待が感じられます。
ダビの移籍金、若手の成長などチームとしてのステータスの
向上等が、選手獲得、監督就任に貢献しているのかもしれません。
来年、再昇格を果たすことが出来たなら、チームとしては1つ
ステージを上がったと言えるし、2008年のJ2降格も無駄ではなかっ
たと言えるようになるかもしれません。
2009年はそんなことに期待したいと思います。
JR8DAG/菅野 正人
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