ハムフェア2009自作品コンテストの実施要項発表される
JARL NEWS 2009冬号p.15及びJARL WEBにてハムフェア2009における
自作品コンテストの実施要項が発表されました。
(余談)2009.01.05時点のHPではすでに募集が終了しているみたい
ですが、今のJARLは内容をチェックできないくらい人員体制が
大変なのでしょうか?
ハムフェア2009自作品コンテスト実施要項
今年の規定部門のテーマは「7MHz DC受信機」です。「7MHz」については、
運用周波数の拡大(7.000~7.100MHzから7.000~7.200MHzに)が予定されて
いることから選定されたと考えられますが、「DC受信機」については
どのような意図からでたものか図りかねるところです。
DC受信機とは、通常に考えるならばダイレクトコンバージョン方式の受信機と
思われます。それ以外の受信方式として、ストレート方式、
スーパー・ヘテロダイン方式、超再生方式などがあると思いますが、それらは
規定部門から外れると言うことなのだと思います。
DC受信機は簡単な構成の作例が多いので、参加者を増やしたい意図が
あるのかもしれません。しかし、簡単ゆえに以下のような欠点が生じやすいとも
言えます。
・強力な信号が通り抜けしやすい(特に7MHz付近では顕著では?)。
・受信の選択度が悪い
・USBもLSBも受信できてしまう
・簡単な構成にしようとしてVXOを使うと周波数可変範囲が狭くなる。
そんなことを考えると、上記の欠点を解消するような以下のような贅沢な
DC受信機が最優秀賞になるのではと想像します。
・通り抜けを起こさないような強力な平衡検波回路
・LSBまたはUSBを選択受信できるPSN方式
・モードに合わせた選択度可変
・7.000~7.200MHzフルカバー+αのDDS VFO(VXOでも実現できるなら
それもあり)+周波数直読可能
管理人の希望としては、簡単・再現性と言う方向性以外に、DC受信機でも
ここまで出来るという技術の高いものを見せていただければと思っています。
2006年の規定部門「50MHz帯AMトランシーバ」のような期待はずれに
ならないことを願いたいです。
第1次審査の応募期間は2009年4月1日(水) ~5月12日(火)となっています。
JR8DAG/菅野 正人
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