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2009年8月 6日 (木)

ハムフェア2009自作品コンテスト入賞作品がJARL WEBで発表される

 ハムフェア2009自作品コンテスト入賞作品JARL WEBで発表されました。

 入賞されたみなさん、おめでとうございます。

 今回は、ハムフェアに行かないため、全般的なことについてのみ
コメントします。

【全般的なこと】
 相変わらず大きさのわかりにくい写真、出品者の書いた書類から抜き出した
としか思えない説明文については引き続きJARLに改善を要望したいところ
ですが、WEBに公開されてる作品は十分に入賞に値するものであると
感じられました。
 何となく審査員は感性で入賞者を決めているところがあるのでは?と
思うこともあったのですが、何年も継続して見ていると、感性で決めていたと
しても入賞作品の選定は適切に行っているような気がしてきました。
 ここ数年、単に技術の高さを示すだけでなく、その技術を実際に使うにあたって
どのように役立てているのかを明確に示していること、また、これまでの出品作品
(特に入賞作品)では見られなかった視点や着眼点を持った作品が、
最優秀賞(やそれに近い優秀賞上位)に選定される傾向にあると感じます。

【規定部門:7MHz DC受信機】
 本ブログ(ハムフェア2009自作品コンテストの実施要項発表される)では、
単純に簡単・再現性を指向するのではなく、DC受信機の一般に有する欠点を
解消し、DC受信機でここまでできる作品を出して欲しいと書きましたが、まさしく
要望どおりの作品が最優秀賞となり、他の入賞作品も入賞に値する特徴等が
説明文から十分に感じられました。

【自由部門】
 最優秀賞に関しては、その道を極めている人たちにとっては非常に欲しいもの
なのかなと思います。出品者に狙いがあったかどうかはわかりませんが、
これまでの作品にはあまり見られなかったARDFという分野であったこと、
単に技術が高いだけでなく、実際に利用することを考慮してどのような技術を
取り入れるか、といった全体的なバランスが非常に優れているように見受け
られました。その他の入賞作品も実際の利用を想定したもの、これまでの
作品であまり見られなかった視点や着眼点が見られました。

 JR8DAG/菅野 正人

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コメント

今回、規定部門2席のJA5ILEです。
10年ぶり、2回目の応募でしたが、GWにHPで見つけ、世の中、高速1000円さわぎで、今回は”5”に帰るのをやめて、作ったのがきっかけでした。
6/15までに仕上げました。苦労したのは、自作品ではなくて、コールサインが切れていて、再開局に手間取ったことでした。
やっぱり自作品にコールサイン表示したいですから・・・
今回最大の収穫は、またアマチュア無線を再開できたことです。
開局当時(S46年)の6mAMでEスポやってた時代とは
様変わりして、浦島太郎状態です。
いいかげんなアナログ回路に完璧なデジタル処理で性能を発揮している、今の無線機に中で、コイルを手巻きするような
自作の世界は、またひとつの、時代に取り残された、マニアの、にやにやするような、世界と痛感しています。まだまだ、横浜エジソンプラザの3店舗・小机のサトーD・まだまだ昔の素性のいい部品が手にはいります。
高速代700円かけて300円の部品を買いに来たよ!!!
と言うマニアならではの笑い話がとびかってます。
部品を買いにきた客が部品のありかを知っていて、部品の整理までやって、買っていきます。
こんな、いい自作の世界を、大切に続けていければ、いいなと思う今日このごろでした。

投稿: 石川英明 | 2009年9月12日 (土) 08時56分

 石川さん、こんばんは。JR8DAG/M.Kannoです。

 コメント並びにJR8DAGのホームページをご覧いただき
ありがとうございます。

 作品の形状としてはこれまでに見かけたことがない
独特なもので、その形状が実際の利用にかみ合っていたと
審査員が判断しての入賞かと思います。入賞おめでとう
ございました。

 最近の自作品コンテストは、技術やアイディアだけでなく、
これらが実際の利用にかみ合っている作品が優秀賞に選ばれるように
思います。
 その昔、技術力の高い作品が入賞する傾向にあると思ったとき、
その技術に対抗できないと考えた私は、再現性やら実際の利用を
想定した作品を出してきましたが、ここ数年はそういった作品が
増えてきて、今後出品するなら考え方の整理が必要だなと感じて
います。

>>苦労したのは、自作品ではなくて、コールサインが切れていて、
>>再開局に手間取ったことでした。

 JARL WEBにはコールサインが掲載されていませんが、賞状とか
カップには掲載していただけたのでしょうか。

>>いいかげんなアナログ回路に完璧なデジタル処理で性能を発揮
>>している、今の無線機に中で、コイルを手巻きするような
>>自作の世界は、またひとつの、時代に取り残された、マニアの、
>>にやにやするような、世界と痛感しています。

 趣味に関して意義を持ち出すのは好きではないのですが、あえて
意義みたいなものをあげるとすると、完璧なものには工夫の余地が
なく変化に対応しづらい、そういった点では少数でかまわないけど
あれこれ工夫ができるこういった世界の意義はあると思います。もっ
とも他の人に積極的に勧めはしませんが・・・・。

>>小机のサトーD

 小机のサトー電気は、サッカー観戦で訪れた横浜国際競技場
(日産スタジアム)の近くにあるのがわかりましたが、店の
中には入ったことがないです。

>>こんな、いい自作の世界を、大切に続けていければ、
>>いいなと思う今日このごろでした。

 この辺に関しては私の心境は微妙です。

 自作の世界に関しては私の世代がたぶん最後に近く、それ以下の
世代(30代以下)は違う世界で私が得ているような価値感を見いだしている
ように思っています。それゆえ、おぼろげではありますが、何となく
自作の世界の終わりを見ることになるかもしれないという意識は
持っています(20~30年後のことと思います)。終わりを迎えない
ために若手育成と言われますが、それは大変に難しいことですし、
私はやりたくはありません。

 とそんなことを深く考えすぎたら楽しめなくなってしまうので、
今は自分でできることで楽しもう、それをできる範囲で続けていこうと
いうように考えています。発言の趣旨がそういうことであれば考え方は
一致しているのかなと思います。

 JR8DAG/菅野 正人

投稿: JR8DAG/M.Kanno | 2009年9月13日 (日) 01時23分

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