フレッシュプリキュア!(第27話まで)
フレッシュプリキュア(東映公式)
第25話で、過去の自分の行いに苦しむ東せつなに対して言った桃園ラブの
「(過去の行いで)胸が苦しいのはイースじゃなくてせつなだから」
は名言だと思いました。
4人目のプリキュアは、敵であったラビリンスの東せつなでした。
誰が4人目かと言うよりも、どのような課程で4人目となるのかが
物語として重要なようでした。このイース → 東せつな → キュアパッションの
課程はかなりの話数を使ってきちんと物語を組み立てたと感じました。
ラビリンスの幹部だった頃のイースをみると、現在とかなり違っており、
イース → 東せつな(キュアパッション)は、本人にとって人生の大転換とも
いえるくらいの価値観の変化があったことになりますが、この物語の中で
作られているルール(みたいなもの)には反しておらず、納得の展開で
あったと感じました。
そのそも物語のルールを無視すれば不幸のゲージを上げる方法は
いくらでもあるわけですが、それでは物語として全く面白くないわけ
です。
物語に話を戻して、東せつながラビリンス幹部イースからキュアパッションに
なった要因を考えてみると以下のとおり思い浮かびます。
・イースは管理国家ラビリンス総統メビウスのために役に立ちたいと
思っており、管理国家の一員であったとはいえ自分の意志を持って
いたこと
・役に立ちたいという視点では、プリキュア側と共通のものがあったこと。
・理由はともかく、東せつなという仮の姿でプリキュア側と接触してしまったこと。
そのなかで、これまでとは違う価値観を見せられ、とにかく考えざるを得ない
状況になってしまったこと。
・最後にラビリンスから寿命の名の下にイースの部分を殺され、捨てられて
しまったこと。
このプリキュアシリーズは、物語の最終ミッションを達成できる人物が
プリキュアになるようですから、東せつなにも元々その素養があった
のだろうと思います。どのように物語が集結するかは現時点ではまだ
わかりませんが・・・・。
(過去のエントリ)
フレッシュプリキュア(第4話まで)
フレッシュプリキュア(第20話まで)
JR8DAG/菅野 正人
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