ファイターズCSファーストステージ敗退(2011.10.30)
北海道日本ハムファイターズはクライマックスシリーズ
ファーストステージで埼玉西武ライオンズと対戦し、2連敗で
敗退した。
正直なところ、ファイターズに関してはレギュラーシーズンから
予測される範囲内の試合しかできなかったと思う。
対戦相手のライオンズから見ると
(第1戦目)
・ダルビッシュからは簡単に点は取れない。9回でせいぜい2点。
・したがって3点目以降は許さない。
・ダルビッシュは素晴らしい投手だが、もっても9回なので、
最悪延長戦にかける。
・もし、5点以上取られたら、(よい意味で)あきらめて
第2,3戦目に勝機を見出す。
(第2,3戦目)
・武田勝、ケッペル、ウルフ、いずれも途中でほころびを見せる
傾向があるので、そこを突く。
・仮に点が取れなくとも、5~7回で降板するので、中継ぎ投手から
点を取る。中継ぎ投手はシーズン終盤はほころびを見せている、
あるいは新しい選手がいないのでデータがあり対処できる可能性が
高い。
(その他)
・ファイターズの打線に関しては、レギュラーシーズンどおりなら
データが蓄積されているので、間違いがなければ2,3点で何とか
抑えられるだろう。
残り30試合の順位を見ると、ファイターズはBクラス、ライオンズは
Aクラスであったと思われ、どちらがより多くの戦力を有していて
自在な戦いができるかは明らかであったと思う。そのような状況で
ファイターズが上から目線と思われる戦い方をして勝てるわけは
なかったと思う。
あと、第1戦目の観戦後、STVの録画中継を見たが、あまりにも
ぬるかったように思う。11回表に決定的な得点を挙げられているのにも
かかわらず、この日の試合内容とはまったく異なる2009年のCSファイナル
ステージ第1戦目の例を持ち出してあきらめるななどとは笑止千万で
あった(ゲストの東北楽天イーグルスの山崎選手もご苦労様である)。
根拠もない話をするのはマスコミのプロとしてはっきり言って失格で
あるし、なぜあの場面で観客の5分の1ほどが帰り始めたのか、まったく
わかっていなかったのだろう。
(感想)
今年に関しては、はっきりいって、惨敗である。
2006年以降、チームは確実に強くなり、選手のプロ意識も高く
なったように思う。このまま高いレベルで勝ち続けるのかと危惧して
いたのだが、他のチームも黙ってはおらず、そうは簡単にいかない
ことがわかったのは、チームのレベルをさらに上げる機会になったと
いう点で良いことであると思う。
失敗も試行錯誤もないなんて面白くもなんともないですから。
JR8DAG/菅野 正人
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