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2012年3月17日 (土)

JARLコンテスト周波数の変更について

 JARL WEBによると、JARL主催コンテスト規約の改正が行われ、平成24年4月のALL JAコンテストから適用となるようです。

 50MHz関係では以下のとおりコンテスト周波数が変更されています。

改正前:CW:50.050-50.090MHz SSB、AM:50.250-51.000MHz FM:51.000-52.000MHz

改正後:CW:50.250-50.300MHz SSB、AM:50.300-51.000MHz FM:51.000-52.000MHz

 この改正は、海外DX交信との混信を避けるための措置と思われます。とはいえ、どうも唐突だなと言う印象はぬぐえないと思っていたのですが、googleでざっと検索すると周波数変更を要望していた人はいたようです。

 管理人としては、この周波数変更が海外DX交信至上主義から出ていないかということと、AMでコンテストに参加しにくくなるのではということが少し気になるところです。
 アマチュア無線は趣味として多くの人が楽しめることが一番重要なことであって、海外交信することやコンテストで多数と交信することだけが重要ではありません。アマチュア無線の世界を少しでも長く維持したいのなら頑張れる人をどうにかするのではなく、自分にもできそうだなと思う人を増やすことが大切だと思っています。
 もっとも、管理人はアマチュア無線の良い終わり方を考えているので、どのようなことをやられてもあまり問題はないとも言えるのではありますが・・・・。

 JR8DAG/菅野 正人

(3/19 12:10 下のコメントのあとに追記)
・50MHzコンテスト周波数変更に関して、JARL会員のみがアクセスできる理事会報告を確認してみましたが、今回の変更の経緯については記述がないようでした。ほかに関連する資料は見当たりませんでした。
・国が行う電波法に関連する施行規則の改正などでは、不十分とはいえパブリックコメントを募集していますが、JARLはホームページを見る限りそのような制度はなさそうです。

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コメント

こんにちは。 検索から来ました。

私は提案をしましたが、海外DX交信至上主義ではありません。私はどちらかと言えばコンテスターと言われる部類です。

なぜ私が提案したかは当方のブログをお読みいただけると分かります。

それに私一人の意見でルールが変わるほど柔なルールではないはずです。おそらく長年にわたって多くの方が色々な意見を出した結果ではないでしょうか。

http://jp1lrt.asablo.jp/blog/2012/03/15/6375553

ご意見があればコンテスト委員会にに出すなどを積極的に皆さんしたらいいと思います。

今年は検証の年になるでしょう。黙っていては100%受け入れたと同じになってしまいます。

当方のブログにも何かコメントいただけると幸いです。

投稿: JP1LRT | 2012年3月19日 (月) 09時23分

 JP1LRTさん、こんにちは

 ブログ管理人のJR8DAG/M.Kannoです。コメントありがとうございます。
また、6mAM,SSBでの交信ありがとうございます

>>なぜ私が提案したかは当方のブログをお読みいただけると分かります。

http://jp1lrt.asablo.jp/blog/2011/07/04/5943075

 2の方はまた別の問題を生じさせる可能性があるので賛成しかね
ますが、1の方はなるほどと思いました。ただ、JARLコンテスト委員会は
その案を採用しなかったようです。
 JP1LRTさんは意見を出されたと思いますが、意見を出した人には、一斉
送信メールなどで、どのような意見があって、どのように検討した結果、
今回の規約改正に至ったかの連絡があってもよいかと思います。

http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/Contest.htm

 ちなみに、JARLコンテストのページを見ると、電子ログ推進の件に関しては
詳しく書いているのに、50MHzのコンテスト周波数変更しては記載が1番目にも
かかわらず経緯や理由が書かれていません。

>>それに私一人の意見でルールが変わるほど柔なルールではないはずです。
>>おそらく長年にわたって多くの方が色々な意見を出した結果ではないでしょうか。

 今回のコンテスト周波数変更に関しては、私がTwitterに書いたことの
ほかに、もう1つ北海道(1~3エリア以外なら同じかも)ならでは問題点が
あるのですが、私1人でも見つかるような問題点についてJARLコンテスト
委員会がコメントしていない以上は、長年にわたって検討した結果とは
残念ながら言えないですし、他者にも説明はできません。
 ついでに、検討結果が示されていないので、このコンテスト周波数変更に
関して検討することもできないということになります

>>ご意見があればコンテスト委員会にに出すなどを積極的に皆さん
>>したらいいと思います。
>>今年は検証の年になるでしょう。黙っていては100%受け入れたと
>>同じになってしまいます。

 検証したり意見を出したりするほどの時間は私にはありません(笑)。
なぜかといえば、それは趣味だからです。意見を出すにもそれなりの
力が必要です。そんなことに力を使うぐらいなら別のことをやった
方が有意義だからです。
 逆にJARLの立場からすると、趣味の世界であるアマチュア無線を
本気で広げようとするなら、意見を待っているのではなく、JARL自らが
いろいろな意見を拾い、分析する作業が必要であると思います。

 JR8DAG/菅野 正人

投稿: JR8DAG/M.Kanno | 2012年3月19日 (月) 11時43分

いろいろな意見があって当然です。

みな違う土台に立っているわけですから。

渡しの場合、趣味だからこそ色々意見を出してもいいかと思うわけで、その時点で菅野さんとは立場は違いますね。 (^^)

とりあえず決まったことは決まったことで、やってみないと何もわかりません。誰も経験していないわけですし。NegativeThinkingでは前に進めませんし。

またコンテストその他ででお会いしましょう。

投稿: JP1LRT | 2012年3月20日 (火) 01時09分

 ブログ管理人のJR8DAG/M.Kannoです。

 JP1LRTさんのコメントをお借りして、整理をかねて管理人の
考え方を記録として残したいと思います。

>>渡しの場合、趣味だからこそ色々意見を出してもいいか
>>と思うわけで、その時点で菅野さんとは立場は違いますね。 (^^)

 個人が意見を出すことは良いこととは思います。ただ、自分が思う
ことを適切に表現できるか、表現したものを他者がどのように考えるか
ということは全く違うことであると私は思っています。
 少なくとも、私は、他人に対して思っていることを素直に話せば良い
ですよなどとは安直には言えないです。少なくとも、発言なり意見なり
コメントなりするには、それなりの力が必要であると考えています。意見を
欲しい人は、その力を引き出す作業が必要だと考えています。

>>とりあえず決まったことは決まったことで、やってみないと
>>何もわかりません。誰も経験していないわけですし。
>>NegativeThinkingでは前に進めませんし。

 今回のコンテスト周波数変更に関しては、何を狙いとしたものかを
明らかにしていない以上、変更したことの良し悪しを評価すること
そのものができないと私は考えます。
 JARLコンテスト委員会に対しては、「何を狙いとして今回の変更を
したのですか?」などという意見とも言えないようなレベルの低い話から
延々とやり取りを続ける必要があると考えていますが、とてもじゃないけど
そんなことをやる気にはなれないです。

 JR8DAG/菅野 正人

投稿: JR8DAG/M.Kanno | 2012年3月21日 (水) 01時20分

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