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2014年6月11日 (水)

映画『WOOD JOB!(ウッジョブ) ~神去なあなあ日常~』

 今まであまりなかった林業を題材としたエンターテイメント映画

 映画『WOOD JOB!(ウッジョブ) ~神去なあなあ日常~』公式サイト

 札幌シネマフロンティアで見ました。

・鑑賞者の年齢層が高かったように思う。まどか☆マギカや
 アイドルマスターなどとは対照的だし、比較的年齢層の高かった
 宇宙戦艦ヤマト2199より年配の人が多かった気がする。
・林業を題材とした娯楽映画としては良かったと思う。
・林業研修生のパンフレットは現代林業がモデル?
 あの月刊誌の表紙の人は森林組合などの事務員が多い
 けど・・・・。
・この作品はエンターテイメントとしてはOKだけど、逆に
 林業のことを知ってもらうのなら正直結構突っ込みどころは
 多いかも?
・とはいえ、日本の林業関係では有名な速水林業が
 協力しているようなので、内容の妥当性に関しては
 okなのかなと思う(妥協したのかもしれないけど)
・この作品を見ていると林業を営むには、都会から離れて
 全く違う生活をしなければならないようなイメージに
 感じられる部分もあるが、実際はそこまで深刻に考える必要は
 ないように思う。確かに仕事には特有のものはあるし、雰囲気は
 違うのは間違いないと思うが、基本的に他の職業についている
 人たちと同じような生活ができなければ、林業業界が廃れていく
 だけだと思う。
STIHL社のチェーンソーが出てくる。ドイツの会社だが、
 林業に関する作業をかっこよく見せる会社という印象である。
 このSTIHL社の一番すごいと思ったのは、チェーンソーの
 おもちゃを販売しているところ(買いました)。カタログに
 書いている文章は「小さな「STIHL ファン」に大きな夢と楽しみを
・最後のお祭りの場面は面白いけどあれだけの大木の伐倒作業は
 たぶん人力ではできないような気がする。
・子供と若いお母さんが多かった気がする。実際には1,2人くらい
 じゃないだろうか。
・林業に限らないけど、やってはいけないことがそれぞれの
 世界にはあり、けがをさせないために厳しく指導するのは
 当然なのだけど、そうであるならば怪我をさせたのは正直
 まずいかなと・・・・。
・主人公の高校時代の同級生たちがあまりにも軽すぎるというか
 想像力がなさ過ぎるというか、林業従事者との対比を
 際立たせたいための演出なのだろうけど、もう少し表現方法を
 考えて欲しかった気もする。少なくとも、林業=スローライフでは
 ないはず。
・GISとかGPSが出てくるのだったら、子供が遭難したときには
 GERMIN社のGPSくらいは持たせた方が良い気がする(地理が
 わかっているベテランは不要だと思うが研修生クラスなら
 有効なツールになるはず)。
・そんなことを考えると下手な情報技術ツールは出さない方が良い
 気がしたのだが・・・・。
・映画で表現される林業は非常に人間が関わる部分が多いが、これは
 木材は高く売れないのに、販売するまでのコストが高いという日本に
 おける林業の問題(課題)の一面を表している。中村林業は100年の
 大計と銘木市で経営をしている描写であったが、これはビジネスモデルと
 しては成立しないので、実際は違うやり方で経営をしていると思われる。

 JR8DAG/菅野 正人

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