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2017年3月26日 (日)

CQ誌2017年4月号のAMに関する記事について(2017.03.26)

 JR8DAGのAM & QRPホームページをご覧いただきありがとうございます。

 本日、AMに関する記事のページを更新しましたのでお知らせします。

CQ誌2017年4月号に掲載されていた50MHz AM関係の記事1件を追加しました。

 AMに関する記事のページ

 【追加した記事】
・ビンテージ機や自作機で楽しむAMコンテスト,CQ誌2017.04(p.60-65),JP1EVD/0 吉原 春明

 今回の記事に関しては、管理人の頭の整理もかねて、コメントを書きます。

 【いつもの留意事項です】
※ このブログに書いた内容は著者(JP1EVD局)とのやりとりにより、加筆訂正ないし状況によっては削除する可能性がありますが、今後のJR8DAGの取り組み方針の参考にしたいと考えていますので、書いています。
 また、今回書いた内容に関して思うことは読まれた方の自由ですが、管理人としては書いていることの趣旨をきちんと理解すること、有効と思える部分は参考にする、不要と思う部分は捨てる、そういった姿勢を望みます。

 *** * * * ***

 【関連ツイッター】
https://twitter.com/jr8dag/status/844509291218317313
(JP1EVD/0局のツイッターアカウント)
https://twitter.com/YOSHIHARA_EVD

 【総論】
 誰を想定して何を伝えたいかという視点で見た場合、誰を想定するかという点に関して徹底さを欠いている、何を伝えたいかという点に関してはメリハリが感じられないので印象に残らない。

 【コメント】
 管理人は、記事を見る場合、以下の点を重視します。
(1)想定している読者は誰か
(2)何を伝えたいか(一番の重要ポイントはどこか?取り上げるものは何か?捨てるものは何か?)
(3)記事を書くことによってどのような効果を想定するか(狙いは何か?)

 (1)誰を向いて書いたかについては、ツイッターで「これまでAMにオンエアしたことのない人、AMでコンテストにでたことのない比較的経験の少ない人」を想定して書いたとの回答を著者から得ています。
 想定した読者が著者の話したとおりの人であったとした場合、65ページの最後の段落2行目~4行目は削除すべきだったと考えます。理由は以下のとおりです。

・知っている人は読者の対象者ではない。したがって書く必要が全くない。
・初心者には6mAMにはうるさい人間がいる、または徒弟制があるように勘違いされる可能性がある。

 すべての人を満足させる文章を書くことは不可能です。ということで、想定の読者は誰ですかと著者に確認しました。あの文章はまったく書く必要がないのに、想定している読者には(たとえ1%以下であっても)誤解を生む可能性があるので、書くべきではない文章と管理人は考えます。また、この件に関して、特にCQハムラジオ編集部が何ら指摘をしなかったらしいことから、CQハムラジオ編集部はいろいろな方に多方面から原稿を書いてもらおうという気はないものと判断されます。
 さらに、いわゆる初心者が6mAMを知る機会が少ないと認識するならば、6mAMを普及させるにはできるだけ誤解を生じさせない明確な表現を用いたプレゼンテーション能力が必要とされるように思います。
 余談ですが、CQハムラジオ編集部やhamlife.jpは読者に誤解を生じさせやすい一見見栄えが良いが中身のない言葉を使いすぎるように思います。

 (ついでに)
・コンテスト参加のノウハウについて、最初の2行以外の文章は基本的に不要と考えます。「初心者の方に説明する」の下りは、冒頭に所信表明として書くべきであると考えます。ある程度分かっている方は、冒頭に所信表明が書かれていれば、それを前提に読み進めるので、途中で余計なことを書く必要もないし、余計なことを書くことで伝えたい情報が減ってしまいます。

 【記事に関していまいち不明な点】
・記事のタイトルが「ビンテージ機や自作機で楽しむAMコンテスト」となっていますが、6ページ掲載されている記事のうち、自作機、ビンテージ機の記事の分量は多くても半ページほどしかなく、しかも自作機やビンテージ機を使用した運用ノウハウに関してほとんど記述がないようです。記事の内容を見る限り、タイトルは「AMモードでコンテストに参加する」にすべきだったように思います。
・冒頭文、なぜ編集部が書いたのでしょうか?冒頭文に関しては、自分がなぜこの記事を書いたか主張できる場所のはずだと考えます。この冒頭文はCQハムラジオ編集部が勝手に書いたのでしょうか?
・記事の内容全般を見ると、自分で実際にやってみたことなのか、他の人の情報から得たものなのかがはっきりしないところが散見されます。著者は自作機やビンテージ機での運用、また、移動運用をしたことがあるのでしょうか。このあたり、冒頭文で著者が6mAMに関して関わってきたことをある程度書いた上で話を進めてい行くのが良いと思いますが、いかがでしょうか。

・2エリアAMコンテストの記事について、「1/2/3/8エリアでも参加できます。」は1/2/3/8エリアだけしか参加できないようにも読めるので、管理人ならば、他のエリアでも参加でき、2016年は1,3,4,8エリアから参加がありました。と書き換えるかなと思います。

 このように記事を読んでいくと、6mAMをあまり知らない人に対して、それなりのガイドのようなものを書くという方針は感じられましたが、上記に記載したとおり、記事の内容にぶれがあって、何となくCQハムラジオ編集部に執筆を依頼されて、何となく記事を書いたような印象も感じました。

 おそらく、この記事を書くにあたって、CQ出版社から原稿依頼があったと思うのですが、そのときに著者がどのように感じたが気になるところです。

 (原稿執筆の依頼がきた!あなたならどう思う?)
・6mAMをPRするチャンスが来た!
・CQハムラジオ編集部に依頼された以上、頑張らなくては・・・
・あまり書きたくないけど、頼まれたから仕方なく書く
・とりあえす頼まれたから何となく書いた

 あと、CQハムラジオ編集部から初心者向けのガイドを書いて欲しいと言われたと思いますが、その要望に関してどのように感じたかも気になりました。自分がやってきたことを書くだけなら比較的楽ですが、初心者向けのガイドを書くのは難しいことです。なぜなら膨大な知識や経験が必要で、JH1FCZ 大久保さんやJA1AMH 高田さんのような個人レベルでできた人は現在はほとんどいなくなったと思います。現在の大半の普通レベルの著者達はグループで力を合わせることが必要な状況と考えられます。そのような状況で、初心者ガイド的な記事を書いて欲しいと言ったCQハムラジオ編集部はどのような協力ができると述べたでしょうか?CQハムラジオ編集部は何も言っていないのではないでしょうか?CQハムラジオ編集部は何ももせずに、著者に難しい要求をするようでは、CQハムラジオ編集部の能力を正直疑うところです。

 【さいごに】
 とにかく記事を書いて、世に出せば良いというのなら、今回の記事で一向に構わないと思います。しかし、一人でも多くの人を引きつけたいのなら、誰に何を伝えたいのかを明確に設定し、それを適切に表現するにはどうしたら良いかを考えた方が良いように感じました。この記事の著者はたしかハムフェアのAMロールコールのブース出展でパンフレット作成もやっていると思いますので、そのあたりの作業においても、今回のコメントがなんらかの参考になれば幸いです。

 (ところで)
 今回の記事で一番のセールスポイントは?また、一番見て欲しいところはどこだったでしょうか?記事のタイトルと一致しない箇所ではないですよね?

 JR8DAG/菅野 正人

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