劇場版 夏目友人帳 ~ うつせみに結ぶ ~
ニャンコ先生の立ち位置は不動
劇場版 夏目友人帳 ~うつせみに結ぶ~ 公式サイト
札幌シネマフロンティア、公開初日(9/29)第1回目、舞台挨拶中継回を鑑賞しました。約550名のシアター5に200~300名いたように思います。20~30代と思われる子供連れの女性が多かったように感じました。
・事件が起こるまでのさまざまな伏線の張り方と。最後に向かっての伏線の回収の仕方が見事だった。
・物語はこの劇場版のオリジナルらしいが、時系列としてはTVシリーズ第陸期のあとのように思われる。
・ただ、今回の劇場版は、基本的に独立した完結した話であり、以降の時系列につながるような伏線は張っていなかったように思う。
・夏目友人帳という作品の根底に流れている背景などはかなり重いのだが、TVシリーズ同様に、最終的にさわやかになるように各個の物語がいい感じでまとめられていて、見終わった後のすっきり感が素晴らしいだが、今回の劇場版も同様であったかと思う。
・今回の事件が起こった要因や伏線が複数あるのだが、その1つにニャンコ先生の食いっぷり(+飲みっぷり)があるのだが、劇場版ではとにかくこのニャンコ先生の食いっぷりがすごく目立っていたように思う。
・この物語には、人と妖の関係の他に、妖が見える人(妖力の高い人)と妖の見えない人との関係性があって、特に後者に関しては、相互の考えていることが見えないことによるすれ違いのようなものが物語の軸となっていた。
・あと、夏目貴志は通常の人には見えない妖が見えるわけだが、妖が視覚的に人間の形を取っていると、人と区別することができないが、そのことも物語の大きなポイントとなっている。
・後の舞台挨拶中継でも述べられていたが、一部の人にしか見えない妖は必ずしも人間にとっての敵ではなく、人間との親和を図ろうとするものもいることが、この作品の奥行きを深くしていることにつながっていると思う。
・夏目友人帳のシリーズで重い展開になるであろうと予想される祓い屋については、今回は最後の場面で活躍する名取周一が出てくる程度で、今回は物語の流れから考えると、祓い屋の出番は少なかったように思う。
(関連記事リンク)
・夏目友人帳 陸(全11話): JR8DAGのメモ書きブログ
・夏目友人帳 伍(全11話): JR8DAGのメモ書きブログ
・夏目友人帳 肆(全12話終了): JR8DAGのメモ書きブログ
JR8DAG/菅野 正人
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