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2019年3月24日 (日)

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち(全7章終了)

 物語をすっきりと終わらせた印象

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち 公式サイト
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第六章までのダイジェスト
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第七章〈最終章〉新星篇 劇場予告編(60秒)
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第七章上映記念「ヤマトより愛をこめて」真実のラストPV

 前回のエントリーでは作品の鑑賞ポイントのみを書きましたが、このエントリーでは内容を含めて書きます。

・全般的な物語はすっきりと終わらせた印象だった。2202で出てきた事象(時間断層、滅びの箱舟、トランジット波動砲、テレサなど)をきちんとたたんでしまったので余計に感じたことかもしれない。
・映像の描写については、意図は理解できるものの、正確さよりも演出の派手さを優先するという感じが少し強かったように感じた。
・波動砲自体がオカルトな兵器ではあるが、それを封じる方法も巨大な建造物というある意味オカルトだったのは、もう少し何とかならなかったかなという気もしている。
・とはいえ、物語としては楽しませてもらったし、これで良かったとは思っている。
・物語をあらためて確認すると、ヤマト2202は古代進の物語だったのかなと・・・。その対としてズオーダーが存在したのかと感じた。
・ヤマト2202では古代進の物語を描くという点から戦死する人物の多くが決まったように見え、特に土方艦長はその印象を強く感じた。
・第23話で後の展開に影響を及ぼす重要な局面が訪れるが、ある意味この手の物語に良くある展開が起きてしまう。当然ながらこのことが古代進の心理に大きな影響を及ぼすことになる。
・白色彗星帝国との最終決戦において、土方艦長は覚悟を決めているわけだが、途中で退場することになるので、その後の判断は古代にゆだねられるというか、そういう物語にしている。これが最終話につながるという構図である。
・ズオーダーの絶望はどうやら解消できなかった模様。まあ、あれだけのことがあれば無理もないが。そのため、桂木透子も途中退場という流れに・・・。(オリジナルの)サーベラーが語ったとおり壊すべきは宇宙ではなく、ズオーダーの凍えた心であった。
・キーマンと斎藤始の途中退場はお約束だったらしい・・・・。斎藤始は蘇生体と判明した時点で予測できた一方で、キーマンは正直予想していなかったけど、古代にとっては失いたくない大事な人物ということだったらしい。斎藤始は第2章、第4章とさんざん伏線が貼りまくられていて気にはなっていたけど、蘇生体であったことというか、桂木透子以外のスパイを潜り込ませていたこと自体に全く気がつかなかったのが正直なところであった。
・そんな状況だとヤマト艦内の状況はズオーダーに筒抜けだったことになるが、テレサのコスモウェーブを受けたヤマト(+乗員)は、ズオーダーにとっては極めて重要だったらしいということになろう。
・2202のヤマトはかつてないほどの損傷を受けたが、これは2199では生還することが目的であったのに対して、2202はヤマトがつぶれても白色彗星帝国を止める必要があったという状況の違いによるものであろう。
・第25話でさらばと同じような場面が訪れるが、今回は追い込まれた状況の中でのやむを得ない決断(選択)であったところが異なる。「食い止めるすべは、もうない・・・」とあっさりと言ってしまうくらいにどうしようもない状況であったということだろう。脅威にもならないので捨て置かれたヤマトが最終的に滅びの箱舟を止めることができたのは真田副長の言ったとおりの結果論であった。
・テレサは第5章で祈ることしかできないと言っていたが、何もするつもりはないとは言ってはなかったので、大いなる和の中に加わるのではと予想してはいたが、最終的にテレサの登場するあたりの物語の作り方はなるほどという感じではあった。
・あらゆる予想を覆し、真実のラストへ向かう最終話。古代進と森雪の飛ばされた高次元空間は、輪廻のラグランジェか機動戦士ガンダムUCで見たような空間のような気がした。最終的に宇宙は熱を失うあたりのくだりはガンダムUCでもあったような気がしたが・・・・。
・今作のヤマトの特殊性はハードウェアではなく、大いなる和に象徴されるように、人とのつながりの部分が大きかったのかなと感じた。
・それにしても、滅びの箱舟を破壊したにもかかわらず地球に影響が及ばなかった理由をはじめとして、2202も真田副長の情報分析能力の高さはものすごく印象に残った。
・最後の場面で芹沢さんが感激していたのは意外であった。なんだかんだ言って思い入れが強かったのだろうか。
・続編に関しては一応製作することは可能であるが、正直なところハードルはかなり高いような感じがしている。とにかく2202で風呂敷を広げまくったような感じがしており、2202以上の出来事が起きたとしたなら、それはないだろうと思ってしまうからで、続編を作るならそのあたりの整合性をどうにかしないといけないように感じている。

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 JR8DAG/菅野 正人

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