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2019年8月 6日 (火)

ハムフェア2019自作品コンテスト入賞作品がJARL WEBで発表される

 ブログ管理人のJR8DAG/菅野 正人です。

(2019.08.09 07:00追記)
 理由が不明ですが、8/8(水)00:50時点でハムフェア2019自作品コンテスト入賞作品のページにアクセスできない状態となりました
(2019.08.14 23:30追記)
 8/14(水)夕方に同じURLで再掲載されました。8/2公開時点に比べて自由部門の入賞作品が1点追加されています。
(追記終了)

 8/2(金)、ハムフェア2019自作品コンテスト入賞作品JARL WEB
発表されました。

 ハムフェア2019自作品コンテスト入賞作品

 コンテストに入賞されたみなさん、おめでとうございます。

 以下は、管理人が、上記の入賞作品のホームページの記述から、
作品のポイントを読み取る訓練を目的にメモ的に記載しているものです。

【全般的なこと】
・応募数は規定部門25作品、自由部門8作品でした。規定部門の
 テーマ設定が良かったのか、規定部門の出品数が多かったかわりに、
 自由部門は8作品と昨年の11作品よりさらに減ってしまいました。
・入賞作品は規定部門で5作品、自由部門は2作品でした。入賞作品の
 割合は規定部門で5分の1、自由部門で4分の1となります。出品数が
 少なかった昨年よりさらに入賞作品の割合が少ないことになり
 ます(2018年は規定部門が1/3、自由部門が4/11)。
・今年も選外の作品の写真が掲載されていませんが、入賞作品の
 割合が昨年より低いので、どのような作品が出品されていたのかが、
 今年は特に気になっています。
・今年の入賞作品の傾向を見ると、出品者が今までに培ってきた技術等を
 ブラッシュアップしたものが多く、予想もしなかった新しい斬新な
 入賞作品は規定部門 アイディア賞だけだったような感じがします。
・このあたり、新しい斬新なものが入賞作品が出てこないということは
 自作品コンテストにおいて停滞感のようなものを漂わせているように
 感じます。
・来年のハムフェアが行われるかどうかわかりませんが、この自作品
 コンテストも潮時のようにも感じます。

【主催者のJARL様へ】
・開催後でかまわないので、何らかの形で入賞理由をJARLの
 言葉でホームページに公開していただきたいと思います。
・第1次審査通過作品を紹介していただきたいと思いますが、次年度
 以降にバージョンアップして再出品を考えている方からすると、
 作品を紹介してくれない方が都合が良いのかなという気もしますので、
 この辺の判断は難しいかなとも思います。
・内部の写真を掲載するようになったのは評価しますが、クリックすると
 拡大画像を表示できるようにしていただけると、見ている方にも
 参考になるかと思います。
・大きさがわからない作品があります。大きさと重量はJARLで
 測定して記載するか、大きさの比較ができるものと一緒に
 写真撮影をして欲しいです。
・いつものことですが、審査する側のJARLの体制がいろいろと大変
 なのは、仕方がないことのようですから、こちらでそれなりの
 情報収集をしますので、こちらなりに解釈してブログ等で掲載
 させてくださいと、ということで引き続きお願いしたいと思います。

【規定部門】「規定部門 テーマ:50MHz帯関連機器(送受信機・アンテナ・アクセサリーなど)」
 入賞した5作品のうちトランシーバーが4点、アンテナが1点ですが、
管理人が予想していた50MHzを運用するためのシステム提案(トラン
シーバー、アンテナ、電源などを組み合わせたもの)はなかったよう
です。入賞作品を見る限り、このあたりの多様性の少なさも
作品の出品数が多い割に停滞感を漂わせる要素になっていると
感じます。

○最優秀賞(総務大臣表彰を予定)
「50MHz PWM 100W AMトランシーバ」(JA9YZ 島田 亮一さん)
・これまで7MHz AMで製作してきたものを50MHzに応用した作品と
 思います。
・過去に7MHz AMでの同様の技術を用いた2作品と見ている関係で
 目新しさを感じまませんが、スプリアス基準に適合した
 50MHz AM 100Wの出力のトランシーバーを製作できる技術力を
 評価したものと考えます。

○優秀賞第一席
「6m SSB/CW トランシーバ」(JA1UHJ 服部 裕さん)
・大きさが不明ですが、ケースはYM-150(150x40x100(mm))でしょうか。
・この大きさに50MHz SSB/CWトランシーバーの機能をおさめて、
 まともに使うことができる実用性が評価されているものと
 考えます。
・機能を必要なものに限定し操作性を重視とありますが、
 どのような機能を重視したのか確認したいところです。
・50MHz帯のSSB/CWをフルカバーとありますが、50.000~51.00MHzを
 運用可能と言うことでしょうか。

○優秀賞第二席
「50MHz DSB 10mW トランシーバー」(JA8CXX 髙野 順一さん)
・先日、JA8CXXと交信した際に、なんとなく出品しましたと
 言っていたような気がするのですが・・・・。
・おそらく、トランシーバーを使うにあたっての自分が求める
 ものと、それを実現するための技術力がうまくかみ合っている
 のが入賞の大きな理由かと思います。
・あとは、作品の外観をJA8CXX特有の黒を基調として丁寧に
 塗装するというあたりも評価の対象になっていると思います。
 このデザインについては、JA8CXXブランドと言っても良いと
 管理人は感じています。

○優秀賞第三席
木製ケースの6m QRP AMトランシーバー(JR8DAG-6AM2020W)」(JR8DAG 菅野 正人
昨年11月に規定部門のテーマが発表された時に2つほど考えている
 ツイートしましたが、今回出品した作品はそのどちらでもあり
 ませんでした。
・後日、出品にあたって考えたことをブログの記事にする予定
 ですが、本作品は現在の主力機として使用しきたJR8DAG-2006AM
 置き換えることを考えての製作でした。
2008年に木製ケースのトランシーバーを入賞させていますが、
 その作品は6mSSBでしたので、やはり6mAMでも入賞させたいと
 思ったことも、本作品の大きな出品動機でした。
・感想としては、狙い通り入賞できたことは良かったですが、
 出品にあたっては正直苦しい部分もあって、現時点でできることは
 やりましたが、作品としてもっと磨きをかける部分は残っている
 ようには思っています。

○アイディア賞
超大型傘利用ヘキサビームアンテナ」(JR1BAL 志賀 崇さん
・ぱっと見のインパクトがすごいです。
・傘を使うというのは全く思いつかなかったこともあって、
 なるほどと思うとともに斬新なものも感じます。
・実際にアンテナとして使った場合の使い勝手がどうなのかは
 気になるところです。

【自由部門】
 テーマをほぼ自由に設定できるにもかかわらず、規定部門の
出品数が多かった代償なのか、出品数が8点しかなかったのと、
その中で最優秀賞に該当する作品がなかったことが正直
驚きでした。このあたりも自作品コンテストに一層の停滞感を
感じます。
 応募作品が8点というのも少ないですが、その中で入賞に値する
作品が2点だったようですが、選外の6点がどのような作品であった
か気になるところです。

○最優秀賞
 該当作品なし
・自由部門で最優秀賞の該当作品がなかったのは初めてのような気がします。
 少なくとも2000年以降では、自由部門最優秀賞の該当なしはありません

○優秀賞
「HFアンテナ・インピーダンス・メーター」(JR0PHS 堀内 修さん
・移動運用などでアンテナ調整を実用的に行うことができる
 測定器を製作できる技術力や、(写真ではわかりにくいが)部品の
 実装技術やデザイン、使い勝手の良さなども評価されているものと
 考えます。

○優秀賞
テレメーター付きミリ波ツール(135GHz、249GHzに対応)」(JA3CVF 森本 清さん)
・135GHz帯、249GHz帯というミリ波に関して適正な動作をする
 作品を製作できる技術の他に、本作品では「135GHz帯、249GHz帯の
 送受信調整および動作確認ができる」測定器的なものを製作し、
 ミリ波の自作の拡大に貢献できそうな作品であることも評価
 されたものと考えます。
・管理人にはテレメーターとアンチパラレルダイオードという用語が
 理解できませんでしたが、ざっと検索してみると、テレメーター
 ある地点の測定値を遠隔地点に設置した受信器に送って記録させる
 計器、アンチパラレルダイオードはミリ波を扱う際において重要な
 素子のようです。このあたりのキーワードも当然ながら優秀賞
 として評価されたポイントかと思います。

(関連記事リンク)
ハムフェア2019自作品コンテストの募集要項が発表される: JR8DAGのメモ書きブログ
ハムフェア2019自作品コンテスト結果: JR8DAGのメモ書きブログ

 JR8DAG/菅野 正人

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