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2019年8月13日 (火)

映画『天気の子』

 森嶋帆高が選択したものとは?

 映画『天気の子』公式サイト

 8/8、札幌シネマフロンティアのレイトショーで観賞しました。約170名のスクリーン6に100名以上いたと思います。20~30代の若年層やカップルが多かったように感じました。

・この作品は天気を題材にして、森嶋帆高天野陽菜の関係性を描くことが主眼であったと解釈している。
・上記の2人の関係性を軸として、作品として何を見せたいかと言うことがはっきり決めているためか、物語の大きな柱となっている天気を中心とした虚構的な要素と警察の介入と言った現実的な要素の使い分けがうまかったように感じた。
・その他、森嶋帆高が東京に来た経緯とか、東京に長雨が降る原因とか、天野陽菜が空を晴れにできる原理とか、物語にあまり関係なさそうな要素に関しても、ほとんど説明がなかった点も良かったように思う。
・この物語での東京では長時間(数ヶ月以上)の雨が降っているという設定であるが、物語を見ていくと、どうやらこの長雨があの時点での通常状態で、我々の世界でのいわゆる正常な天気(晴れが多い状態)にするためには、何らかの力が必要という解釈らしい。
・その力を行使するものとして選ばれた(?)のが天野陽菜ということらしいのだが、この辺に何らかの見えざる意思のようなものがあるかと思ったが、そういうものは感じ取れなかった(本人が願っただけの模様)。
天野陽菜が(いわゆる)晴れ女としての能力を使うたびに、何かがすり減っていくように見えて正直ハラハラした。依頼の受け方で使用回数は調整できるが、(劇中でも指摘されているとおり)この手の能力を行使することそのものに代償はつきものではあるので・・・。
・終盤、森嶋帆高に対して二律背反的な選択があり、彼は(ほぼ迷いなく)一方の選択をするわけであるが、その後に起きた出来事は管理人の予想とは違っていてオヤッとも思ったし、そうきたかという感じであった。
・二律背反的な選択をしても、何らかの奇跡が起きて最終的に丸く収まる作品が多いような気がするが、この作品ではそういった奇跡はどうやら起こらないようであった。

(関連ツイート)
https://twitter.com/jr8dag/status/1159485042197852160?s=20

(天気の子で起きている現象は現実に起こる可能性はあるのか?)

・関東地方の長時間降雨に関しては、夏の梅雨前線(停滞前線)が滞在するか、あるいは、日本海側の冬の降雪のように、湿った南~南東風が継続的に吹きまくって近くの山で上昇気流が生じて雨が降るというパターンが思いつくところである。ただし、実際に起こる現象かというと前者はどんなに頑張っても1~2週間、後者はかなり難しいように思う。
・雨が降り続けると東京が水没するかと言う点に関しては、雨が降り続いても水は低いところに流れるので、標高0mに近い一部の地域の水没程度にとどまるように思う。それよりも雨が降り続いていたら、工事などの公共事業もろもろがまともにできない状態になると考えられるので、電気、ガス、水道などの社会的設備が維持できなくなるように思うし、あれだけ雨が降り続いていたら人々の気分も滅入ってしまって、都市機構そのものが維持できないように思う。
・実際にあれだけの長雨が続いたら、日本の経済が崩壊するような気がするし、おそらく地震より影響は大きいのではと思う。そんなことを考えると、天気の子の世界での日本人はよほど我慢強い人たちのようである。

 JR8DAG/菅野 正人

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