劇場版ハイスクール・フリート
もかちゃんとみけちゃんの阿吽の呼吸
「劇場版 ハイスクール・フリート」公式サイト
札幌シネマフロンティアにて公開初日(1/18)の第2回目を観賞しました。約190名のスクリーン7に100名ほどいたように思います。
・TV版のレビューで、戦闘に至る経過に関しては強引ではないかと書いたが、劇場版も同様に戦闘に至るまでの経過は正直強引であったと思う。
・しかし、その辺の強引さが気にならないくらいに戦闘シーンは楽しめたことを考えると、製作者はストーリの精密さよりも、前半の学校生活や後半の戦闘シーンをいかに見てもらうかを重視しているようである。
・海洋学校の生徒たちが対処することとなった勢力については、TV版では存在が示されているような説明がなかった気がしたが、どうやらこの作品世界では示されていないものがまだ存在するようである。
・劇場版では、作戦立案や指揮判断する岬明乃艦長と、その作戦を実行するための算段を考える宗谷ましろ副長という素晴らしい関係性が明確に出ていたように思う。最初の段階で、この2人の関係性に変化が訪れそうな話が出てくるが、宗谷ましろは将来めざしたい方向性と自分の置かれている現状を考えた上で判断をしたようである。
・TV版ではストーリの都合上、力を発揮する場面がなかった武蔵艦長の知名もえか。OVA版まで能力が不明だった彼女は、情報の判断力、他の艦艇との調整、艦の特長を生かした作戦展開など、武蔵の艦長として配属されるだけの高い能力を持っていることが明らかとなり、劇場版ではじめて、その能力を存分に発揮した場面を見ることができたように思う。
・最終局面で晴風は艦の小ささを生かした作戦を展開する。この作戦におけるもかちゃんとみけちゃんの連携が絶妙で、宗谷真霜が相当なものだと感想を述べているが、いかにも阿吽の呼吸といった感じに見えた。
・TV版では、晴風のクラスが編成されたばかりでもあり、乗組員たる生徒の結束力を高める過程の描写が多かったが、今回の劇場版ではTV版やOVAで培ってきた技術や結束力を目一杯発揮して問題解決にあたった描写はこれまでの話にはあまり見られなかった新鮮なものであった。
・劇場版でのキーとなるスーことスーザン・レジェス、雰囲気はノンシュガーのペッパーという感じであったが、彼女に対する海上安全整備局の対応を見ていると、はいふりの世界ではどうやら他人をだましたりとか出し抜いたりというような卑劣と思われる行動をする人は少ないようである。
・文化祭における晴風クラスの出し物がすごく多かったような・・・。晴風クラスの個性が前面に出ていた結果なのだろうけど、通常なら数クラスが行う内容だったように思う。
(関連記事リンク)
・OVA ハイスクールフリート: JR8DAGのメモ書きブログ
・ハイスクール・フリート(全12話終了): JR8DAGのメモ書きブログ
・ハイスクール・フリート(第11話まで): JR8DAGのメモ書きブログ
・ハイスクール・フリート(第6話まで): JR8DAGのメモ書きブログ
JR8DAG/菅野 正人
にほんブログ村
| 固定リンク
« 6m QRP AM ハンディトランシーバー(Micro6AM2002)のページを更新(2020.01.17) | トップページ | 6m QRP DSB トランシーバー(Pocket6DSB2011)のページを更新(2020.01.23) »
コメント