【電撃文庫】創約とある魔術の禁書目録(3)
学園都市の何かが変わる予兆?
創約とある魔術の禁書目録(3):電撃文庫公式サイト
・時系列としては、第2巻の直後だが、第3巻は学園都市の「暗部」に関する話で、これは旧約19巻以来なのではと思う。
・このシリーズは、細部に関して強引に突破しようとする部分が見られるけど、今回は、浜面仕上が無謀とも思える戦いをしなければいけない状況が続いたこともあって、展開の強引さが目立っていたように感じた。
・超電磁砲では出番が多い白井黒子であるが、暗部とか魔術とのかかわりが少ないということで禁書目録ではあまり登場していなかったような気がする中で、今回の様な本格的な登場は旧約8巻以来の様に思う。白井黒子の今回の行動は、御坂美琴を見つけることが最大の動機だったようだが、結末は予想の範疇というか期待通りだったかなと・・・。
・禁書目録シリーズは、これで50巻目になるかと思うのだが、この巻数になっても新たな登場人物が何人も登場して、ストーリも含めて整理ができないというのが正直なところである。
・新約1~10巻のオティヌス編がたしか世界を丸ごと壊すような話で、それ以上のことってあるの?という感じだったけど、規模はともかくとして魑魅魍魎というかゴタゴタ感はさらに増した感じはしている。
・このあたり、魔人たちは力が強すぎるゆえに人間的な欲望が少ないように見えたのに対して、以降のコロンゾン編あたりからは前統括理事長のアレイスターを中心として人間的欲望が前面に出ているということがあるからなのかもしれない。
・新統括理事長が行ったオペレーションハンドカフス、木原脳幹(ゴールデンレトリバー)を始めとして失敗と評しているが、本当に失敗だったかどうかは、時がたって判明するように思う。
・学園都市の暗部といえば「木原」。数の多さに加えて人間ではないもの(犬)もいるけど、どこぞの秘密結社に負けないくらいの奥深さがありそうな感じである。
・最後に前統括理事長が登場。次巻以降でどのような動きをするのか気になるところ。
・浜面仕上、これまでに起こっていてもおかしくなかった展開がついに・・・。普通ならカエル顔の医者が何とかするはずだが果たして。
・今回登場しなかった上条当麻。幻想殺しだけではどうしようもないような状況に思えるけど、物語においてどのような役割を果たしていくのかは気になるところである。
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