映画「若おかみは小学生!」
さまざまなことに真剣に向き合い、いろいろな試練を乗り越えていく物語
映画「若おかみは小学生!」公式サイト
映画「若おかみは小学生!」- ニコニコチャンネル
ニコニコ動画のプレミアム限定無料視聴期間の最後に近い6/29に視聴しまし。作品があることは知っていましたが、原作。TV版ともに見ておらず、今回の映画が初視聴でした。
・小学生が旅館の若おかみになって非常に貴重で得難い経験をするような物語は普通ではあり得ないことなので、それを実現させるためのポイントがこの作品には2つあり、1つは交通事故で両親を失うこと、もう1つが幽霊の存在である。
・ということで、開始3分あたりでその交通事故が発生するが、この展開は予想していなかったので正直驚いたというところである。
・主人公のおっこ(関織子)が若おかみを始めるきっかけは幽霊が与えたものであるが、旅館に訪れる(いろいろな人間模様のある)客と向き合う中で物語が進んでいく。このあたりの話の進め方は秀逸であったと思う。
・最後の局面で訪れる両親の死と向き合うことに関しては、この映画の物語を終わらせるためにはどうしても外すことができない展開であった。その状況への持ち込み方には少し無理があるようにも見えたが、この物語のキーとなっている幽霊の関与があったという解釈ということで納得できたのであった。
・春の屋旅館は、人数は少なくとも、来ていただいた客に寄り添いながら、喜んでいただくことを方針としているようである。人はそれぞれが違うので、対応方法に定石はあっても適切(と思われる)対処は置かれた状況によって異なることが的確に描かれていたように思う。特に、いろいろなことがあっても必要とあればピンフリ(秋野真月)に聞きに行けるおっこの胆力の強さは印象に残った。
・ピンフリ(秋野真月)はなんとなく赤城あんな(キラッと☆プリチャン)のような感じだが、最後の方を見る限り対等に話ができる年齢の近い人が欲しかったようである。
JR8DAG/菅野 正人
にほんブログ村
| 固定リンク
コメント