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2021年6月18日 (金)

「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択

 宇宙進出の始まりからガトランティス戦役までを主に真田副長の視点から振り返る物語

 「宇宙戦艦ヤマト」という時代 西暦2202年の選択 公式サイト

 札幌シネマフロンティアにて公開初日(6/11)の第1回目を観賞しました。約250名のスクリーン3に30~50名だったと思います。

普通の総集編だった「宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海」と異なり、この作品は公式サイトの宣伝どおり、高次元空間からヤマトが帰還したのちのある程度の真相が判明したころ(半年から1年後くらい)に、真田副長の視点から語られるドキュメンタリーと感じた内容であったが、新しい発見なども多くあり、楽しませてもらった。
追憶の航海の記事において、全26話を5話程度の総集編的なものにまとめる手法としては、
(1) ある場面を重点的に伝える
(2) テーマを決める
(3) 視点を固定する
 あたりが考えられると書いたが、「西暦2202年の選択」に関しては、(2)と(3)を中心に構成しているように感じた。
・(2)については、それぞれの局面でとった選択に何が込められていたか、(3)については主として真田副長の視点から語るという形式をとっていたように思われた。
・使用する場面は2202が中心との触れ込みであったが、1969年の月へのアポロ打ち上げから2199年のヤマト帰還まで約30分の時間を使っており、物語を補完する新規カットも有効に使われていたように思う。
・再現ドラマ風であるので、使用する場面は選択というテーマを基準としたものになっているし、場面も細切れに近い形で取捨選択され、2202本編ではそれなりに重要であった事柄も抜けていたりするが、一方で、当然ながら製作者が何を重視したかを知ることができるものとなっている。
・さらに、取捨選択した場面をただ単純に本編の放送順に流すのではなく、伝える内容によって、登場順の入れ替えを随時行っており、2202本編とはまた別の面が見えていたように思う。
・それぞれの出来事の年月日が表示されていたのが目を引いた。ガトランティス戦役が意外と長期間であったことと、大半の出来事は2202年ではなく2203年であったことは意外であった。
・宇宙戦艦ヤマトの誕生に関しては2202終了時点でも不明な部分が残されていたが、この辺の経過について説明されている。おそらく後付け設定であろうし、少々無理矢理な展開のようにも思えるが、なかなか面白いなとも思った。
・カ2号作戦でガミラスを撤退させたキリシマの陽電子衝撃砲の発射場面が新規カットとして登場。ガミラス軍艦艇に対して有効打を与えられる武器をメ号作戦で使うことができなかった理由がはっきりとわかる描写であった。
・真田副長の語りで進められる物語の中で、キーマンの証言が紹介される場面があった。どこで記録を保管していたのか気になったが、おそらくバレル大使のゼルクード級戦艦が妥当かなと思った。もし、ヤマトだったとすると、あの総員退艦時に記録も持ち出していたことになるし、そうでなければ高次元空間に弾き飛ばされたボロボロのヤマト内で生きていたデータということで、なんともすごいことだなと思ったのであった。
・キーマンや土方艦長は戦死してしまったので証言を聞くことはできないが、この物語のさまざまな選択に大きく関わった古代進に関しては生存している(はずな)ので、真田さんの語りだけでなく、本人の話も聞いてみたかったところであるが、あえて聞かなかった意図もわからなくはないようには思えた。
・時間断層、本編で紹介されていた10倍の時間で進む空間は第1層らしい。そうなると、もっと早い時間で進む第2層とか第3層があったのかなと思ったが、作品では説明されず、少し気になったのであった。

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 JR8DAG/菅野 正人

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