【アマチュア無線用語解説】ビーコンとは?(2021.01.23)(ニコニコ動画ブロマガ記事より)
※ この記事は2021年10月7日に廃止されたニコニコ動画のユーザブロマガに投稿した記事を移行したものです。
JR8DAG/M.Kannoです。
ニコニコ動画に投稿しているsm38154739 などの動画におけるアマチュア無線のビーコンについての説明です。
アマチュア無線で使用できる周波数のうち、短波(3~30MHz)や50MHz帯においては、電離層を利用した伝搬を利用することで条件次第で日本国内だけでなく世界中と交信することができます。しかしながら、電離層の状態が常に変化しているため、同じ場所といつも同じように交信できると限りません。そこで、電波がどのように伝わっているかを把握しやすくするために常時電波を送信するしている無線局を、ビーコンと呼んでいます。
アマチュア無線で使用できる周波数の中で、50MHz帯は5~8月を中心にスポラディックE層(Es層,下図)が発生し、日本各地との交信が可能となります。また、電離層の状態が活発なときは、世界各地のアマチュア局と交信できることもあり、電波の伝わりやすさが極端に変わるため、その状況(コンディションと呼びます)を少しでも的確に把握したいということもあって、50MHz帯については、日本各地にビーコンが設置されています。
50MHzのビーコンの一覧について以下のページにまとめています。
・日本各地のビーコン一覧(50MHz)
JR8DAG/M.Kanno
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※ 初出:【アマチュア無線用語解説】ビーコンとは?(ニコニコ動画ユーザーブロマガ, 2016年7月19日投稿)
記事移行にあたり加筆訂正しています。
【電離層の模式図】
【JR8DAGがEs伝搬を利用して50MHz帯AMモードで交信できた月ごとの局数(2011~2020年)】
全交信数の95%以上を5~8月に行っています。
※ JR8DAGが受信できたビーコンを投稿しています。
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