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2022年2月 7日 (月)

宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 後章 -STASHA-

 真実を受け入れて前に進む

 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち 公式サイト

 札幌シネマフロンティアにて公開初日(2/4)の午後、第2回目で見ました。約170名のスクリーン9に70~80名で、思ったより人が多かったと感じました。

・物語構成の作り方、ヤマト2199からの伏線回収、強力なハードウェアに対する対抗手段、相手のとの駆け引き、新乗組員の見せ場など、かなり盛りだくさんであったが、全体的な構成は良く整理されていたように感じ、十分に楽しめた。
・冒頭ダイジェストの語り手は、芹沢虎鉄と対をなすあの人。なるほどという人選であると思ったけど、芹沢さんと一緒に置いてきぼりにされたこともあって本編の出番はなかったと思う。
前章の記事で後編につながりそうな伏線を4つほど上げたが、ノイズの解釈が説明しにくい以外は一応すべて示されたように思うし、ヤマト2199で今ひとつはっきりしていなかったイスカンダルやガミラスの関係性も示されたが、なるほどという感想であった。
・このあたり、ヤマト2199制作陣は、イスカンダルやガミラスについて、あえてすべてを説明せずに、以降の制作陣に解釈の余地を与えていたのだとしたら、ヤマトリメイクシリーズの物語を戦略的に作っていたことになるわけで、何ともすごいことだなと感じた。
・ゴルバとヤマト・ガミラス陣営には戦力差がありすぎて、まともに戦ったらヤマト・ガミラス陣営の敗北で物語が終わってしまうので、その辺をどのように物語として見せていくのかと思っていたが、これまでのリメイクシリーズであったように、戦力差がありすぎて見逃される、相手の思惑を利用した駆け引きをうまく使うなど、物語を丁寧に構成するための工夫がされていたと思う。
・波動砲が通じないゴルバにどう対応するのかと思っていたのだが、相手の攻撃や防御手段を分析して弱点を見つけたり、トリックを仕掛けるあたりは、ヤマト2202第3章で土方艦長が語った「あきらめの悪い生き物」である地球人の真骨頂が発揮されたのかもしれないし、最終局面でスターシアを動かした要因なのかもしれない。
・関連するが、ヤマト2205シリーズにおいても真田艦長をはじめとした技術班の分析能力は相変わらずすごく、2205は2202でヤマトに乗艦できなかった新見情報長も参戦していたので、なおさらであった。ガミラス星の崩壊もだが、最終局面の厳しい状況でも記録は取って分析することを徹底しているあたりはさすがとしか言いようがなかった。
・ヤマト2205では完全な生命体(イスカンダル)と不完全な生命体(地球人類など)と言った対比があり、それが意味するところもこの物語の柱であるように思った。
・ヤマト2205では、ヤマト2199から残されていた伏線や不明なことは、ほぼすべて回収したように思う。ヤマト2205は単純な戦いの物量みたいなものはヤマト2202には及ばないけど、登場勢力・人物の背景などが深く、こういった続編の作り方があるのだなと感心した次第である。
・ヤマトリメイクシリーズも2205で完結しても良いのかなと思うけど、新たな伏線と言うか、登場勢力だけでもデザリアム、ボラー連邦、ガルマン星などがあるので、どうやら次のシリーズを製作するつもりのようである。ヤマト2202の続編はハードルが高いと思っていたけど、ヤマト2205という作品でうまくつなげたと思うので、ヤマト2205の続編へのハードルは下がったのではないかと思う。

(関連記事リンク)
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