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2022年3月 9日 (水)

銀河英雄伝説 Die Neue These 激突 第一章

 オーベルシュタインと老犬

 アニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」公式サイト

 札幌シネマフロンティアにて公開初日(3/4)の午前、第1回目で見ました。約160名のスクリーン1に30名ほどだったと思います。

・石黒版に比べて、全般的にあっさり感があったDie Neue These(以下DNT版とする)ではあるが、序盤の戦闘描写が多少詳細になってきたことと、ユリアン、ミッターマイヤー、ロイエンタールといった登場人物に焦点をあてた描写が出てきたことで、星乱第1章で感じていたあっさり感は少し解消されて、物語としての重厚感みたいなものが少しは出てきたように思う。
・このあたり、2ndシーズンまでは作品の世界観を周知することを優先したことで、登場人物についてはラインハルト、ヤン、キルヒアイスあたりに焦点をあてるのが精一杯であったと言うことなのだろうと思う。
・今回の激突編は、要塞対要塞の大規模戦闘がメインではあるが、要塞クラスの大質量物体がワープを含めて自由に動けるのは銀河英雄伝説の世界では反則に近い感じであり、原作者が要塞どおしの戦いを描きたっかったという観点から作った物語のように感じている。このあたりをDNT版では原作や石黒版と同じようにするのか、何か手を加えてくるのかには少し注目している。
・これから出番が少なくなるであろうと思ったジークフリード・キルヒアイスであったが、回想で結構登場していたように思う。
・あと、今回の第一章で印象に残った登場人物は第23話でキルヒアイスの命を奪ったアンズバッハであった。あそこまで主君ブラウンシュバイクに仕える必要もないくらいの能力があったはずだけど、それでも主君と命運を共にしたあたりは、何とも表現しづらいけど、プロ意識の一種でもあるかなと感じている。原作でラインハルトはアンズバッハに対して何も恨みがないと語っているが、なんとなくわかるような気がするのであった。
・石黒版と比べて、DNT版では全般的に登場人物は若く描かれているが、ユリアンは成長に伴って精悍になってきた感じだし、シェーンコップあたりも少し時間が経過したことによる重さが出てきたように感じた。おそらく、この辺は意識して変化を付けてきているのだと思うし、さらに物語が進むことで、どう変化していくか楽しみである。
・さいごに、オーベルシュタインが飼うことになた老犬の話、原作も石黒版も描かれなかった老犬を飼うことになったいきさつが描かれたが、どうやら制作陣はこの話を描くことにこだわったのだろうなと感じたのであった。

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 JR8DAG/菅野 正人

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