【電撃文庫】創約とある魔術の禁書目録(5)
強大な力を持っているらしい無邪気なアリス
創約とある魔術の禁書目録(5):電撃文庫公式サイト
・創約第5巻は、上条当麻が関わらなかった第3巻のオペレーション・ハンドカフスの続きであるが、最終的には第4巻も関係していたというところである。
・オペレーション・ハンドカフスは学園都市の暗部闘争の1つであるが、これまで上条当麻があまり関わってこなかったことであったと思う。
・上条当麻の右手の幻想殺しは、魔術や能力が関係しない純粋な物理現象には通じないので、この手の抗争とは大変相性が悪く、実際いつ死んでもおかしくない状況であったし、普通なら死んでいるんじゃないのと思うけど、そうなると物語が終わってしまうので、そうしないために作者も苦慮したのではと思えた。
・上条当麻のもつ幻想殺しの特性は無印第1巻から変わっていないし、上里翔流の理想送りと同じような別の発動条件がありそうな気がするが、現時点では、何か変化の兆候はなさそうである。
・幻想殺しが現在と変わらないまま続いていくのなら、どんな工夫をしようと限界があるのは確かであり、その限界を超えるような話が続いているような気がするけど、今後も上条当麻は変わらないまま、アリスのような規格外の人物が次々登場して話はどんどんでかくなっていって収集つかなくなりそうだけど物語は続いていくという感じになるのだろうと今は思っている。
・どうやら、アリスは上条当麻の人間性みたいなものに興味を持ったようだけど、それが上条当麻ならではのものかと言えば少し疑問符が付くし、第5巻の最後局面で見せた浜面仕上のような能力を持たない普通の人間たちがなんとかする話であれば、最終的にどのように話をまとめるかが気になるところではある。
・正直、新約中盤の魔神編あたりから、登場人物と話が広がり過ぎて、物語の整理や考察ができないというのが正直なところであるが、最終的に合点のいく話に落ち着くのかどうかだけは気にしておきたいと思っている。
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