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2022年12月21日 (水)

【電撃文庫】エロマンガ先生(全13巻)

 とある縁で結びついた兄妹の物語が1つの区切りを迎える

 エロマンガ先生:電撃文庫公式サイト

前回のエントリーは8巻で、その後は気がついたら最終刊の13巻を迎えたというところ。前作の俺妹の本編12巻を超えとは正直思ってはいなかった。
第3巻時点の記事で書いたが、この物語は和泉紗霧が義妹という時点で、和泉兄妹が結びつくということがほぼ確定したので、あとは周辺との折り合いをどのようにつけるかだったように思う。
・前作の俺妹は、主人公の向かうべき方向が(少なくとも劇中では)はっきりしていなかったので、最終的な結末が全く読めない展開だったのに対して、この作品は兄妹が向かうべき方針は決まっているので物語がすらすら進むというのが、大きな違いだったように思う。
・あと登場人物も、普通の人というよりは主人公の和泉正宗を含めてある程度の特殊能力を持っていること前提として組み立てられた物語でもあったかなと思う(管理人一押しの山田エルフは中学生には見えない)。
・で、方針が決まっている和泉兄妹が対処する主な相手としては、叔母の和泉京香千寿ムラマサ山田エルフあたりだったと思うが、特に恋敵となる後者2人とはどうにか折り合いは付いたようである(和泉京香9巻、千寿ムラマサ10巻、山田エルフ12巻)。
・ただ、たぶんラスボスだろうと思った山田エルフに関しては、(彼女らしいものではあったけど)和泉兄妹をまるごと飲み込むというとんでもないものであったことは予想していなかった。
・最終巻となる13巻は、めでたく婚約している和泉兄妹が設定した目標を達成するという話で、物語をかなり引っかき回した山田エルフもあまり目立たず、どちらかというと後日談に近いような感じだったかなと思う。一応、最終決戦はあるけど、なんとなく物語的に用意していたものに感じた。
・この作品は、俺妹のような先の読めないハラハラしたものはなかったけれど、物語自体はものすごい個性を持った登場人物との掛け合いを中心に組み立てられていて面白く楽しませてもらった。

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 JR8DAG/菅野 正人

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