キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~(全12話)
現在に至った自分の原点を思い起こす物語
キボウノチカラ~オトナプリキュア‘23~ 公式サイト
・このアニメが放映されるのを知ったとき、物語の作ること自体がかなり難しいなと思ったが、結果としては話をうまくまとめたように思う。
・映画 ゆるキャン△を見たときにも思ったが、大人になるとできることも増えるけど、要求される水準も高くなるので、何を優先するかと言うことを決めなければならない場面が多くなる。したがって、ある意味、妥協みたいなものが必要にもなってくるのではあるが、だからといって現実に合わせれば良いのかと言えば、そういうわけではなく、「誰がなんと言おうと、あなたが実現したいことは何ですか?」が重要な時もあるということなのだろうと思う。
・で、その譲れないものはどこにあるのかというと、プリキュアとして戦っていた中学生の時だったということなのだと思うし、作画などの都合もあったにせよ、プリキュアに変身するときに中学生に戻るのはそういう意味があったと思ったし、うまいやり方だなとも思った。
・プリキュア vs ベルの構図であった、善意と悪意、希望と絶望、みたいな対比については、それぞれの側面だけを抽出すれば、最終局面のような極端なことになるかと思うが、全体としてみると、どちらかといえば善意なり希望の方が優勢であったので、世界が維持されきたのではないか、というような禁書目録の上条当麻の台詞を少しばかり思い起こしたのであった。
JR8DAG/菅野 正人
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