仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド
草加雅人は555の物語に欠かせない人物らしい
Vシネクスト『仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド』:東映ビデオオフィシャルサイト
札幌シネマフロンティアにて公開1週目の木曜日(2/8)の昼の回で見ました。約190名のスクリーン7に60~80名で、思ったより人がいるなと感じました。
・20年前の仮面ライダー555本編は、物語の細部の整合性は取れていない、なんともいえない物語の終わり方をする、乾巧や園田真理をはじめとして登場人物の多くは心がぶれまくる、結果として行動もぶれまくるといった感じで、物語は微妙なんだけど、一方で、仮面ライダーとしてのかっこよさや戦闘などのアクションは素晴らしいという作品だったという印象を持っていたが、今回のパラダイス・リゲインドも同様であったと思う。
・製作者側からすると、人間ってそんなことよくあるし現実の世界もそんなものですよね、と言うことなのかとは思いつつも特撮ものとしてそれはどうなの?と20年前は思っていたけど、20年経過した今となっては、これが仮面ライダー555なんだろうなというようにも感じている。
・今回のパラダイス・リゲインドは、スマートブレインがなぜ存続しているのか、そもそも何をしたいのかが分からないし、登場人物の多くは心とそれに伴う行動がぶれまくっていたのも相変わらず、そして、根本的な問題が解決しないで物語が終わるのも相変わらずだった。一方で、仮面ライダーそのもののかっこよさやアクションに関しても洗練されていて、見ていて楽しかったのも事実であった。
・事前に公式サイトの情報を確認した限り、本編では退場になったと思う草加雅人や北崎が登場していたので本編とは違う世界線なのかと思っていたが、どうやら本編との整合性はある程度取っていたようであった。
・555という物語では欠かせないであろう草加雅人であるが、最初、割とものわかりが良さそうな人物として描かれていて、なんとなく違和感があったのだけど、ああそういうことだったのね、と納得した次第であった。あと、草加雅人が登場した理由を劇中で本人が語るが、それが回りくどいもので、思わずチャージマン研のジュラル星人かよ!、と思ってもしまったのであった。
・こうなると空席となったスマートブレイン社長も本編で退場した人物を据えることができるのだが、そこで北崎を設定したのは妥当であったろうと思った。そして、この北崎が特に以前のようなオルフェノク態にならなくともめちゃくちゃ強いのには驚いたのであった。
・今回の最後の場面を見ると、まだ続編が作れそうではある。続編があった場合、今回と同じようにあれこれ語れる作品になるのか、個人的な注目ポイントである。
JR8DAG/菅野 正人
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