TVアニメ「負けヒロインが多すぎる!」(全12話)
微妙に現実の世界にはないと思える設定、ゆえに物語は見ていて面白い
TVアニメ「負けヒロインが多すぎる!」公式サイト
・この手の物語ではちょくちょく登場するある意味達観したした性格の主人公温水和彦と3人の負けヒロインとの関わりを描いているが、特に最初に登城する八奈見杏菜の濃さがすさまじく、この作品がどのように進むのか大まかは方向性を示した人物ともいえる。
・とにかく八奈見杏菜をはじめとして、いろいろな意味で濃い人物が多く、その人物たちの掛け合いを見ているだけでも面白いという感じであったし、それぞれの負けヒロインたちの物語も丁寧に作られているように思えた。
・3人の負けヒロインのうち、八奈見杏菜と焼塩檸檬については、一番大事なことを言わなかった(言えなかった)で、小鞠知花に関しては最初から負けが確定していたというところだと思う。
・この3人のうち、八奈見杏菜については、積極的な性格のように見えるのだけど、最も大事なことについては言えないというあたりが見えていて、そんなことも踏まえると八奈見杏菜 に適した相手は「八奈見杏菜が好きになった人ではなく、八奈見杏菜のことが好きな人」なんだろうなと思った。
・負けヒロインたちと関わる主人公の温水和彦、最終的に動いて解決したものの途中では自ら動こうという意志を見せなかった第11話を見る限り、達観度は梓川咲太(青春ブタ野郎シリーズ)や高坂京介(俺妹)よりは高めなのかなと感じた。
JR8DAG/菅野 正人
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