機動戦士Gundam GQuuuuuuX(全12話)
長い旅の末にたどり着いた世界
機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト
・劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』は観ていないが、その劇場版がいろいろと話題になっていることもあって、どんな作品かと思ってTV版を視聴した。
・全12話を見た後だとすべての話が整合するのだが、リアルタイムで話を追っていくと、第7話までを観ても以下の点がその後の展開においての伏線なり焦点と思われた。
(1)物語の題名がなぜ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」なのか
(2)主人公がシャア・アズナブルではなく、マチュ(アマテ・ユズリハ)なのはなぜか
(3)シャアがガンダムを強奪する話が第1話でなく第2話であった理由は?
(4)シュウジ・イトウは何者か、そして彼が5年前のゼクノヴァ現象で消えたと思っていた赤いガンダムに乗っているのはどうして?
(5)シュウジ・イトウがシイコ・スガイを殺したことの意味は?
(6)ゼクノヴァと呼ばれることになった現象が生じる理由と実際に何が起こっていたのか?
・第8話までを見ていると、この物語はシャアがガンダムに乗ったとしたらどうなったかというIFの世界の話かと思えるのだが、第9話でのララァの登場、そしてシャロンの薔薇が登場することで物語の展開が一変することに・・・。
・この第9話終了時点で、12話で物語を終わらせられるかのと感じたところで、第10話で展開が大きく動き、どうやら12話で終わらせることができそうな感じとなる。
・11話と12話で伏線を回収しつつ、特に(物語の筋は通っているけど)第12話のトンデモ展開を経て物語は終わりに向かうことに・・・。
・第12話において、シュウジ・イトウがめぐってきた長い旅を終わらせたのが、この物語の主人公であるマチュであるが、物語の題名が「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」であること、そして、マチュがなぜ主人公であったかの意味が明らかとなったと思った。
・全12話を途方もない怒濤の展開を経て物語を最終的にすっきりした形でまとめたあたりを見ると、全体像をいかに丁寧に構築していたかがわかるものであった。また、1st、Zなどをはじめするガンダムシリーズのオマージュのちりばめらめかたもうまかったように思う。
・登場人物のうち、1stガンダムでは不遇であった緑のおじさん、あるいは、ヒゲマンことシャリア・ブルの活躍が光った。一方で、第4話1話限りの登場であったがシイコ・スガイはもっとも印象に残った。
JR8DAG/菅野 正人
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