本日、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の発生から3年が経ちました。
あらためて、被害に関係した皆様にお見舞い申し上げます。
このブログは他人の役に立つと言う観点から開設しているものではありませんから、通常の人たちとはたぶん少し違うであろう視点から、この記事を書いてみたいと思います。
本日のNHKの朝のニュースをざっと見ていると、被災地の様子とか人々の声とかを紹介していましたが、まあ、NHKの報道の質もだいぶ落ちたかなと思います。
というより、残念ながらこれがテレビ(TV)というものの限界なのではと思います。インターネットは万能ではありませんが、TVが1次元ならインターネットは3次元というくらいに得られる情報量(当然ながら表に出せる情報量も)に圧倒的な違いがあると思います。
これは、メディアの主流がラジオからTVに変わった状況と似ていると思います。そのラジオは自分の限界を思い知っているので、たとえば「荻上チキ・Session-22」のような1つ事象を掘り下げる番組とか、「カーナビラジオ午後一番!」のような地域性を打ち出す番組とか、自分たちの立ち位置をわきまえた上で特徴を出そうとしていることが見て取れます。
一方で、TVの方はまだ王様気分なのでしょうか、知りもしないのに知ったかぶりのことを言うとか、NHKなんかは街の声などと言って全く意味のない街頭インタビューとかをやって人の意見を聞いた気分になっているといった有様で、謙虚というか真摯さに欠けているようです。
まあ、王様だったTVが、これから一般市民ですよと言われてもなかなか認めることができないという気持ちはなんとなくわかりますが、いずれにしても、ここ20年ほどは過渡期なのだろうと思います。
この3年間では、情報の伝達手段の変化、また、起きた現実を直視できないといった面などいろいろ見られたのかなと思います。大きな災害があったゆえに表面化したことだとは思いますが、実際に大災害が起これば不幸ですし、また、自分にも降りかかることも十分にありえることを考えると、少しでもそのようなことにならないための方策は考えておかなければならないと改めて感じるところです。
私は、あまり他人にとやかく言うつもりはありませんが、未来を良いものにしたいと考えているのなら、
・起こっている現実を本当の意味で知る。
・物事を知ったふりでごまかさない。
・物事が起きている理由を調べる。
・人々や組織の行動の意図を具体的に知る努力をする。
以上が大事なのではと私は感じています。
JR8DAG/菅野 正人
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