2025年2月 5日 (水)

【電撃文庫】創約とある魔術の禁書目録(11)

 その後の世界

 創約 とある魔術の禁書目録(11):電撃文庫公式サイト

・前巻の最後で、あのカエル顔の医者すらどうにもできない事態になった後の話
・第11巻では、アンナ=キングスフォードに加えて、創約第9巻で暴れまくったあの人物が登場
・で、その創約第9巻で暴れまくった人物が同行しているのはなぜかというと、その答えが終盤に明かされるという流れである。
・で、最終的に上条当麻がどうなったかというと、その後の世界で起きたことに関しては決着が付いたものの、上条当麻がどうなったかについては、次巻以降で語られることとなった。
・次巻以降の刊行があるのかどうか現時点では不明であるが、以降の話はさらっと終わるのか、それとも1巻以上を費やすことになるのか、あるいは予想していなかったことが語られるのか、いずれにしても気になるところである。

(関連記事リンク)
とある魔術の禁書目録関連記事リンク: JR8DAGのメモ書きブログ

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〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン

 その後の物語

 〈物語〉シリーズ ポータルサイト

・2024年9月から放送されたBS11を視聴
・続・終物語で一旦完結となったと思われた物語シリーズの続きの話
・物語は大きく2つに分かれ、前半は主に千石撫子に関する話(愚物語、撫物語)、後半は主に忍野忍に関わる話(残酷童話、業物語、忍物語)である。
・前半の愚物語、撫物語は、千石撫子を中心とした話で、千石撫子が過去の自分と向き合い、どう乗り越えて精神的に自立していくかという話であったと思う。千石撫子の式神を見ていると、彼女の多面性というか、いろいろあったことが想像される。
・後半の残酷童話、業物語、忍物語は、忍野忍に関わる人物が登場し、忍物語で起こった事件を通じて過去の経緯も語られるが、現在の姿からは想像すらできない数100年という時間軸の長さとその時間軸の中で起こった物語のすごさが印象に残った。
・最期の最後だけ登場する戦場ヶ原ひたぎ、でも、その短時間でも存在感は十分であった。

【キーワード】
千石撫子、斧乃木余接、おと撫子、媚び撫子、逆撫子、神撫子、忍野忍、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレード、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスター、吸血鬼、臥煙伊豆湖、影縫余弦、神原駿河、戦場ヶ原ひたぎ

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2025年2月 3日 (月)

夏目友人帳 漆(全12話)

 特有の雰囲気と時間の流れは相変わらず

 アニメ『夏目友人帳』公式サイト

・この物語の行方を大きく変えそうな「友人帳」であるが、第7期では大きな焦点を当てられることもなく、引き続きこの物語特有の穏やかな雰囲気と時間が流れていたように思う。
・ちょっと不穏なことはあっても、最終的には爽やかな結末に終わることが多いのは、これまでのシリーズ同様であった。
・第7期は第5話のちょびの話が印象に残った。物語の組み立て方もなるほどという感じであったし、最後に見えた意外なる優雅な姿に驚いたのであった。
・ニャンコ先生はやはり相変わらずの不変であった。さすがである。

(関連記事リンク)
夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者: JR8DAGのメモ書きブログ
劇場版 夏目友人帳 ~ うつせみに結ぶ ~: JR8DAGのメモ書きブログ
夏目友人帳 伍(全11話): JR8DAGのメモ書きブログ
夏目友人帳 肆(全12話終了): JR8DAGのメモ書きブログ

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TVアニメ「負けヒロインが多すぎる!」(全12話)

 微妙に現実の世界にはないと思える設定、ゆえに物語は見ていて面白い

 TVアニメ「負けヒロインが多すぎる!」公式サイト

・この手の物語ではちょくちょく登場するある意味達観したした性格の主人公温水和彦と3人の負けヒロインとの関わりを描いているが、特に最初に登城する八奈見杏菜の濃さがすさまじく、この作品がどのように進むのか大まかは方向性を示した人物ともいえる。
・とにかく八奈見杏菜をはじめとして、いろいろな意味で濃い人物が多く、その人物たちの掛け合いを見ているだけでも面白いという感じであったし、それぞれの負けヒロインたちの物語も丁寧に作られているように思えた。
・3人の負けヒロインのうち、八奈見杏菜焼塩檸檬については、一番大事なことを言わなかった(言えなかった)で、小鞠知花に関しては最初から負けが確定していたというところだと思う。
・この3人のうち、八奈見杏菜については、積極的な性格のように見えるのだけど、最も大事なことについては言えないというあたりが見えていて、そんなことも踏まえると八奈見杏菜 に適した相手は「八奈見杏菜が好きになった人ではなく、八奈見杏菜のことが好きな人」なんだろうなと思った。
・負けヒロインたちと関わる主人公の温水和彦、最終的に動いて解決したものの途中では自ら動こうという意志を見せなかった第11話を見る限り、達観度は梓川咲太(青春ブタ野郎シリーズ)や高坂京介(俺妹)よりは高めなのかなと感じた。

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2024年12月 5日 (木)

ヤマトよ永遠に REBEL3199 第二章 赤日の出撃

 暗中模索

 『ヤマトよ永遠に REBEL3199』公式サイト

 札幌シネマフロンティアにて公開初日(11/22)の夜、20:55の回で見ました。約170名のスクリーン6に40~60名だったと思います。

・第1章で話の内容は事前の予想とは違っていたと書いたが、第二章も同様というか第一章以上に予想とは違っていて、第三章からはあまり予想をしない方が楽しめるのではないかなと思った。
・見た直後の大まかな感想としては、古代進と森雪の件が大きく影響しているためかとにかく話が重い、そして、デザリアムが表明的には融和姿勢を見せているからか何から手を付けたら良いのかが全く見えない、といった感じだった。
・この3199、2199シリーズのこれまでと大きく異なるのは、現時点でのヤマトのミッションがはっきりしないことである。2199は地球を元に戻すこと、2202はテレザートに行くこととガトランティスを止めること、2205はイスカンダルを救うことという感じであったが、3199のヤマトはさしあたってはデザリアムに見つからないことという感じだったと思う。
・で、そのデザリアムは地球に来るまでは力ずくであったが、地球側の一部の勢力がデザリアムを引き込んだことと、デザリアムが融和な姿勢を見せたこともあって、混乱は一端収束する。
・で、聖総統スカルダートの語ることが、真実であるかどうかはおいといて、衝撃的だったことは確かであったこと、あと、グロデーズがホラー連邦を一蹴する演出も利用して、とりあえず地球側から明確な反抗を抑えることには成功したようである。
事前に公開されていた無限ベータ砲の発射場面、どこで使われるかと思っていたが、なるほどという感じであった。どうやら、第二章でのボラー連邦の艦隊はかませ犬であったし無限ベータ砲の実験台という感じでもあった。
・第二章で登場したグロデーズ、どんな艦かと思ったら、なんとゴルバをアンドロメダ級の大きさにしたと言う感じであり、まともにやり合えばヤマトが勝つのは難しいように思えるのだが、デザリアム側からするとヤマトを無限ベータ砲で消し飛ばすことができない事情があるので、第五話で見せた両艦の激戦が成立するという構図になっている。ちなみに、オリジナルと同じようにレーダー手からヘヴィー級という台詞が発せられるが、初見の艦であるから、そういう台詞が出てきてもおかしくないようにはなっていたと思う。
・一方の宇宙戦艦ヤマトは、デザリアムからすると重要なものを少なくとも2つは持っているようであり、ゴルバを派遣したところで強力な武器でヤマトを消し飛ばすということはできず、オリジナル版に比べて動作が複雑になったかわりに凶悪さが半端なくなった波動カートリッジ弾の餌食に・・・
・主にデザリアムの事情により、火力はあっても小回りがきかないゴルバでは波動カートリッジ弾の餌食になるし、プレアデス改級攻勢型戦艦では力不足ということで、ヤマトと対峙する相手は小回りがきいてゴルバに近い機関出力と火力があるグロデーズということになるらしい。
・3199のヤマトであるが、波動カートリッジ弾は強力ではあるものの、それ以外は現在開発中の装備とマーキング以外は2205から大きく変わっていないように見えた。今後、何か新しいものが出てくるのだろうか。
・オペレーションDADで中心的な役割を果たすはずであった古代は、第一章の最後の件があってかなり精彩を欠いた上に、そのことが原因で最後に覆水盆に返らずの事態が起こってしまう。古代としては辛いことが続くが、どう立て直すのかは今後の焦点でもあろう。
・一方、森雪は、ヒュウガを拿捕しても乗組員を解放しているあたりから、おそらく地球連邦に戻ることは可能な状況にもかかわらず、アルフォンのところにあえてとどまっているようであり、このあたり2199シリーズの森雪は肝が据わっているなと感じるところである。
・ヤマトの側からすると、デザリアムに関しては不明なことが多くあるのと、これまでの旅の経験から、時空結節点に向かうという相手の懐に入っていく道を選択するようである。どうやら、ヤマトが向かう先にはボラー連邦の勢力圏があって、ランベルあたりは無理筋みたいなことを言っているが、デザリアムの現時点での事情としてはヤマト(内部にあるとあるもの)を失うわけにはいかないので、今後、グロデーズがヤマトを助けるなんて展開もあるのかもしれないと思った。
・また、現時点ではよくわからないことだらけの暗中模索状態ではあるが、デザリアム側は実はヤマトを本星に誘導したいのかもしれないという予想を現時点でしておきたいと思う。

(関連ポスト)
https://x.com/jr8dag/status/1859958397124358242

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宇宙戦艦ヤマト関連記事リンク: JR8DAGのメモ書きブログ

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2024年10月31日 (木)

【電撃文庫】青春ブタ野郎はディアフレンドの夢を見ない

 すべての伏線をまるっと収めて物語が完結

【電撃文庫:青春ブタ野郎シリーズ】

・青春ブタ野郎シリーズの最終巻、200頁程度ということと読みやすい体裁と言うこともあり、発売日の10月10日のうちに読み切ってしまった。
・第14弾「青春ブタ野郎はガールフレンドの夢を見ない」とセットでシリーズの最終章を描いているが、この最終巻のあらすじ「美織が《霧島透子》の真実に触れた時、咲太もある決断を迫られて……。」にあるとおり、霧島透子の話も重要ではあるが、最終的にはこの物語の主人公である梓川咲太がもっとも重要であった。
霧島透子牧之原翔子に大きく関わっている人物であること、そして、霧島透子に大きくかかっていた人物が美東美織であったわけだが、この霧島透子の件に関しては牧之原翔子が霧島透子の歌の歌詞が意味を明らかにしたことにより解決する。
・しかし、前巻で生じていた思春期症候群と思われる現象(妹の梓川花楓が2人いるなど)は、霧島透子(と美東美織)の件だけでは説明ができず、その現象の要因となっているのは梓川咲太であるらしいことが判明する。
・このあたり、第14巻で起こっている思春期症候群らしい現象を見ると霧島透子と関係なさそうなものあるよなと思っていたが、結局のところ、このシリーズの大きなテーマであった思春期症候群そのものが大きな伏線だったということになる。
牧之原翔子に大きく関わっている霧島透子、第7巻の件がなければ、どうだったかということ、おそらく運命は(少なくとも現在の梓川咲太の世界では)変わっていなかったかと・・・。というのは、第7巻で変わったのは桜島麻衣によってドナーになる人が増えたと言うことであったので。
・シリーズ全体としては主人公の梓川咲太が大きな鍵であったし、重要アイテムはスマートフォンだったようである。シリーズ最終章の第14巻と第15巻では、第7巻までの重要人物でありながら第8巻以降はほとんど出番のなかった牧之原翔子が大きな役割を果たすなど、シリーズ全体を通して張り巡らされた伏線をすべて回収して物語をすっきりと完結したのが印象に残った。
・原作はこれで完結したが、今後、大学生編もアニメ化されるようである。アニメでこの作品がどのように描かれるか楽しみである。

(関連記事リンク)
【電撃文庫】青春ブタ野郎はガールフレンドの夢を見ない: JR8DAGのメモ書きブログ
劇場アニメ「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」: JR8DAGのメモ書きブログ
【電撃文庫】青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない: JR8DAGのメモ書きブログ
劇場アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」: JR8DAGのメモ書きブログ
【電撃文庫】青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない: JR8DAGのメモ書きブログ
【電撃文庫】青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない: JR8DAGのメモ書きブログ
【電撃文庫】青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない: JR8DAGのメモ書きブログ
【電撃文庫】青春ブタ野郎シリーズ(9巻まで): JR8DAGのメモ書きブログ
青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない: JR8DAGのメモ書きブログ
TVアニメ「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」(全13話): JR8DAGのメモ書きブログ

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2024年10月10日 (木)

アニメ『【推しの子】』(2期)(12話~24話)

 偶然に見えても物語には必然

 アニメ『【推しの子】』公式サイト

・推しの子は通算で話数がふられているようで、2期は12話から24話までであった。
・2期では、原作での第5章「2.5次元舞台編」、第6章「プライベート編」をアニメ化したようである。
・2.5次元舞台編では、現実でありがちな行き違いから始まって、おのおのの演者に深く踏み込んだ描写(特に印象に残ったのは鳴嶋メルト)など、かなり話数を割いた印象であった。
・2.5次元舞台編ではほとんど出番がなかったルビーMEMちょ、プライベート編から本格登場となるが、B小町の新曲MVロケの行き先は、偶然にも例の病院のある街であったが、物語的には必然なのだろうと思う。
この推しの子は、現実世界で起こりそうなことを基準にしつつも、物語上必要なものは現実ではあり得そうもないオカルトを取り入れる(転生など)と言う感じに見えているが、アクアの前世である雨宮吾郎の遺体が見つかるくだりもオカルトといった感じであった。(ただ、1期の記事で言及したDNA鑑定については少し調べてみた限りでは現実世界でもできるようである)。
・2期は、重曹ちゃん(有馬かな)と黒川あかねの対比が大きく描かれていた感じで、物語の深層への関わりが薄いけれどもそつなくこなす重曹ちゃんと、物語の真相に大きく関わりそうな鋭い洞察力を持つ黒川あかねという印象を感じた。
・物語の深い真相に関わっていながらこれまではその物語との関わりがあまり見えなかったルビーであるが、2期終盤のある出来事をきっかけに、アクアと共に物語の真相に大きく関わりそうな気配で、制作が決定している3期ではそのあたりが描かれるのだろうと思う。

(参考記事リンク)
アニメ『【推しの子】』(全11話): JR8DAGのメモ書きブログ

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2024年9月26日 (木)

【電撃文庫】青春ブタ野郎はガールフレンドの夢を見ない

 これまでのシリーズで感じた疑問への回答、張り巡らされた伏線は回収されてきたが、物語の終着点はまだ見えない

 【電撃文庫:青春ブタ野郎シリーズ】

・読み始めたのが一昨日の9月24日と遅かったが、200頁ちょっとということと読みやすい体裁であったこともあり、その日のうちに読み切ってしまった。読み始めるのが遅かったのは、今回は「青春ブタ野郎はガールフレンドの夢を見ない」(2024年8月9日発売)と「青春ブタ野郎はディアフレンドの夢を見ない」(2024年10月10日発売)の2巻セットの話しであることが確定しており、早く読んでしまって続きが気になった場合の期間を長くしたくなかったということもあった。
・これまでのシリーズを読んでいて感じた疑問や伏線で思いつくものは以下のとおり
・第13巻の冒頭で梓川咲太(他多くの人物、のぞく桜島麻衣)が見た4月1日の夢はその通りとなるのか(第13巻)
牧之原翔子が変えた未来による影響はないのか?(第6巻、第7巻、第8巻)
・大学生編(第10巻)から登場した人物で、梓川咲太との関わりがありそうなのに、ここまで焦点が当てられていない人物がいたのだが、それはなぜなのか(関連記事)?
梓川咲太の他に美東美織霧島透子(になりきった人物)が見えるはなぜなのか?(第13巻,関連記事)
牧之原翔子がすでに体験した未来の記憶の中で、霧島透子に関することがなかったのはなぜか?(第8巻)
・第13巻で梓川咲太らが見た4月1日の夢で見た「実は、私が霧島透子なんです」はこの巻で夢のとおりの結果となるが、その後がどうなったかということについては想像していなかったものだった。
・この巻で、霧島透子に関わる重要な人物が明らかになり、生じている事象もある程度判明してくるが、その現象がどういう要因で生じているのか、残された疑問、回収しきっていない伏線、新たな疑問や伏線も貼られていることもあって、最終的な落としどころは全く見えないが、最終巻となる次巻で明かされるのだろうと思う。特にこの14巻冒頭の霧島透子の歌の歌詞が重要な意味を持つはずだが、それが最終的な落としどころにどう関わるかはおおいに興味を惹かれる部分でもある。
・最終巻となる次巻「青春ブタ野郎はディアフレンドの夢を見ない」の発売は2024年10月10日、最終的な落としどころがどうなるか楽しみである。

(参考記事リンク)
劇場アニメ「青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない」: JR8DAGのメモ書きブログ
【電撃文庫】青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない: JR8DAGのメモ書きブログ
劇場アニメ「青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない」: JR8DAGのメモ書きブログ
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【電撃文庫】青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない: JR8DAGのメモ書きブログ
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【電撃文庫】青春ブタ野郎シリーズ(9巻まで): JR8DAGのメモ書きブログ
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[再上映]機動警察パトレイバー the Movie

 先進的すぎたパトレイバーの世界

 機動警察パトレイバー公式サイト

 2024年9月24日(火)、『機動警察パトレイバー 劇場版』(1989年公開)35周年を記念したリバイバル上映を、札幌シネマフロンティアにて見ました。定員259名のスクリーン3に30~40名いたと思います。

・冒頭で『機動警察パトレイバー EZY』のパイロット版が放映された。絵が時代に合わせてきれいになっていたけど、THE NEXT GENERATION パトレイバーのようなレイバーが不要になった世界ではなく、レイバーが普通に使われていてイングラムが存分に動ける世界であって欲しいなと思うところであった。
・今回の劇場版機動警察パトレイバー(第1作)はすでに見ていて物語も知っているけど、映画館では見たことがなかったので、今回のリバイバル上映を見たいと思ったところ。
・大まかな物語の流れは覚えていたが、忘れていた部分もそれなりにあって、そんな感じだったかと思うところもあったが、それよりも改めて感じたのは物語構成に無駄がなく、とにかく最初から最後までよどみなく話が流れているように見えたことだった。
・あと、絵に関しては、当時の技術的限界はあるので今と比べると明らかに解像度が低いのであるが、おそらくだけど当時として最高峰の技術を駆使したこともあって絵の作りにあばれというか不安定さが全くなく、物語構成のうまさもあったと思うが、絵の古さを全く感じなかった。
・その他、1989年時点のコンピュータはMS-DOSを主体としたコマンドインターフェースのOSが使われている状況で、その時点で広範に知られていなかったはずのコンピュータウイルスを物語のキーにしたことなど、上記の件も相まって、この作品がいかにすごかったかを再認識したのであった。
・劇場版第1作は2やWXⅢと比べると、第2小隊やイングラムが躍動する場面が多いが、やっていたことは帆場暎一が仕掛けたことに対して最悪の事態を起こさせないようにするだけで、「バビロンプロジェクトへの大打撃」を回避するという根本的な部分を止めることはかなわなかったあたりは、戦略的な視点から見るとなんともいえない点でもあるし、パトレイバーシリーズではよく見られたことかなという気もする。
・レイバーやレイバーを動かすコンピュータなど先進技術とそれがもたらすきらびやかな都市の対比として、帆場暎一の足取りを追う(いわゆる足で稼ぐ感じの)松井刑事がめぐる廃れた再開発地域との対比が印象的だが、これもパトレイバーという感じである。ただ、2024年時点の現実の東京ではそのような対比がイメージできないのでもあるが、現実の世界はパトレイバーが描く世界とはなにか違うようにも感じるところである。
・最初の方で1999年頃のバビロンプロジェクトの進行状況についての説明があるが、現実世界の1999年そして2024年現在と比較してみると、レイバーが実現できていたら今とは全く違う世界になっていた気もするけど、一方でパトレイバーが描いた1999年の世界は先進的すぎたのかなとも思うのであった。

(関連記事リンク)
THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦: JR8DAGのメモ書きブログ

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【電撃文庫】とある魔術の禁書目録外伝 エース御坂美琴 対 クイーン食蜂操祈!!

 異世界も巻き込む壮大なバトル

 「とある魔術の禁書目録外伝 エース御坂美琴 対 クイーン食蜂操祈!!」鎌池和馬 [電撃文庫] - KADOKAWA

・ライトノベルとはいえ、500頁超、そして見開き2ページにびっちりと文字が書いているところが複数あって、全部読み終わるのに時間がかかった。
・冒頭に、「・・・ちなみにこれ、ジャンル的には怪獣映画である。」とあるが、御坂美琴と食蜂操祈が制約なしに戦った場合どうなるか、また、禁書目録シリーズ本編とは全く違う状況におかれた時に両者がどのように考えてどう振る舞うか、すなわちこの2人についてこれまで明かされていなかったものが示された作品だったのかと感じた。
・作中でも述べられているが時系列ははっきりしていない。ただ、これまでの禁書目録シリーズで述べられたこと(雷神化とか外装代脳など)が時系列とは全く関係なしに全部と言って良いほど登場しており、禁書目録本編とは別の平行世界の話だったのかもしれない。
・個の力でどうにかする御坂美琴と集団の力でどうにかする食蜂操祈、とにかくさまざまな部分で特性の異なる2人で、何かある毎に対立するわけだが、異世界において利害が一致して協調した行動が取れたかと思いきや、最後であまり予想しなかった展開が・・・
・なお、最後のどんでん返しは2回あって、どちらも予想していないことだった(ついでに結末も)。
・この作品は500頁超で読むのに時間がかかったけど、御坂美琴と食蜂操祈の2人のあらゆるものが見えたし、物語もハチャメチャだったけど、その分楽しませてもらった。

(関連記事リンク)
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