2025年11月 6日 (木)

ヤマトよ永遠に REBEL3199 第四章 水色の乙女(サーシャ)

 サーシャの身に起こった出来事の謎

 『ヤマトよ永遠に REBEL3199』 公式サイト

 札幌シネマフロンティアにて公開初日(10/10)の昼、15:50の回で見ました。約160名のスクリーン1に30~40名だったと思います

・一応、特報、本予告、冒頭7分、ショート動画をひととおり見て劇場に行ったが、今回も、ラム大公、イスカンダルのかけら、惑星破壊ミサイル、ウラリアの魔女、などなど、物語、人物像、予想とはかなり違っていた。そう考えると、今回も予告の見せ方は上手かったように思えた。
・第4章のタイトルが「水色の乙女(サーシャ)」ということもあり、サーシャ・イスカンダル・古代に焦点が当てられることが多かった。また、地球におけるデザリアムの策略と最後のウラリアの魔女を除くと、冒頭のラム大公の仕掛けからはじまり、惑星破壊ミサイルへの対応など、ヤマトⅢの要素が多かったと思う。
サーシャが2週間で2歳から17歳になったことが説明されるが、これが本当だとすると、新見さんが(別の時空にいるとはいえ)2192~2207年の間は2人存在することになるし、2205年(デザリアムの語る時空間では3197年)のイスカンダル事変のことも知っていることになるはずである(当然ヤマトのことも)。
・他のサイトで書かれていたことであるが、2人を運んだ難破船にデータを詰め込めば、少なくとも2207年時点までの情報がデザリアム2205や2207進駐軍に入手されているはずである。デザリアム側がこの情報を得ていないのだとしたら、どのように説明するかも今後の見どころになるように思う。
・一応、サーシャに関しては、佐渡先生が調べる限りでは、17歳になった本人であることは間違いないようであるので、人体に何か手が加えれていると言うことではないらしい。もっとも、デザイリアムの語るあの激変した環境で生身の人間が15年間生きていけるのかという疑問も起きるのであるが・・・。
・ラム大公は、オリジナルと比べるとかなり責任のある立場であり、ある意味腹をくくってガルマンガミラスと戦闘をしていた感じだが、ラ=ジェンドラ号の自爆に関しては、どう転んでもバース星の命運は変わらないから、ガルマンガミラスを助ける行動に出たように解釈している。
・地球でデザリアムが仕掛けた偽旗作戦は、何か露骨すぎるというか、なんか仕掛けがすぐにばれてしまうような気がした。2207年の地球人ならこれで十分にだませると踏んでいるのかもしれないけど、少し甘く見すぎているのではと感じている。
・ここで、加藤翼とフルールについても焦点が当てられるが、これが後の物語にどうつながるかは引き続き気になるところである。
・惑星破壊ミサイルの迎撃場面は見応えはあったが、2199シリーズでは強力な兵器になるほど使用に制約があるとはいえ、波動機関を使っている以上、波動砲とはまた別種の危険すぎる兵器にも思える。
・ウラリアの魔女と呼ばれるものの正体を突き止めるための探査のなかで、なんかすごいもの(ディガブラス)が登場して第4章は終了。(イゼルローン要塞級の)あまりもの大きさに、これ、どうするの?が正直なところだけど、ディガブラスに近づけるなと言うマザー・デザリアムの言葉とか、護衛と思われる自動惑星ゴルバがいるあたりを見るに、武装はないのかなと思ったりもするけど、そんなに甘くはないのかなと言う気もする。
・アルフォン、ランベル、マキシムの3人は、他のデザリアムとは違うと言うことが明かされたが、これが、今後の話にどうつながるのか、また、真田さんはサーシャについて何か感付いたようでもあったが、それが何なのかも気になるところである。

(関連ポスト)
 https://x.com/jr8dag/status/1976622195821715887

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2025年10月26日 (日)

アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!-

 コラボライブの素晴らしさを存分に堪能しました

 アイカツ!×プリパラ THE MOVIE -出会いのキセキ!- 公式サイト

 札幌シネマフロンティアにて公開初日(10/10)12:25の回で見ました。定員168名のスクリーン9が満席だったのと、あと若い女性が多かったのに驚きました。

・この映画で最大のアピールポイントであるコラボのライブについては、それぞれの登場人物の特長を生かした期待通りの素晴らしいもので存分に楽しませてもらった。
・プリパラ組は真中らぁら世代ほぼ一択として、アイカツ組は大空あかり世代が選ばれていたが、このあたりは妥当な選出と思った。
・最初に大空あかりと真中らぁらのコラボライブから中盤あたりまでコラボを生かしたライブが続き、このまま最後までずっとライブが続くかと思ったが、2つの世界が融合したことに関してそれなりの物語が構成されていたようである。
・ずっとライブで良かった気もするけど、一応、2つの世界が融合してしまったので、その説明は必要だろうし、ライブを続けるのも制作陣としては(たぶんCG関係で)きついだろうというメタ的なこと諸々の要因で一応物語は作ったものと思う。
・物語構成については、どちらの世界にしてもかなり強引に話を進めるけど、基本的な説明をめが兄がしていたあたりからみても、どちらかというとプリパラ寄りであったかなと思った。
・最初から最後までライブを続けるのではなく、途中で2つの世界の登場人物の交流を見せながら、ある程度変化を付けたうえで、最後に2つの世界の主人公組のコラボライブで大きな盛り上がりと作るというある意味王道の展開であったかと思うけど、それで良かったと思う。
・最後のライブは、ルミナスそらみスマイルのコラボユニット「SoLaMi♡Luminas(そらみルミナス)」だったが、ライブもだがプリパラのトモチケを使った演出が良かったと思う。
・アイカツ組の星宮いちご世代は存在しているが、今回の融合に関われなかった登場人物はとある理由でとんでもないことになっていた(星宮パイナップル事件)。あと、プリパラ組では黄木あじみもちょっとだけ登場するけど、今回の融合には関わっていなかった。おそらく、アイカツ組には黄木あじみ先生に相当する濃い人物がいなかったためと思う。

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2025年10月 9日 (木)

アニメ「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」(全13話)

 劇場公開予定の最終章へ向けた舞台が整う

 アニメ「青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない」公式サイト

・TVアニメ第2期となる今回は大学生編の開始である原作10巻から第13巻までがアニメ化され、残りの最終章2巻(14巻と15巻)については、劇場版「青春ブタ野郎はディアフレンドの夢を見ない」として公開される模様である。
・管理人は原作をすべて読んでいるが、物語に関してはほぼ原作どおりだったと思う。アニメ化の尺の関係からか細かいところで省かれている部分もあるが、アニメで表現されていない部分は原作を見て補完できるし、原作に忠実すぎてスピード感を失うよりは良いと思っている。
・大学生編になって、新たに赤城郁実姫路紗良岩見沢寧々美東美織、といった人物が登場するが、原作で想像していたイメージと異なる人はおらず、それぞれの登場人物の特徴などもアニメで適切に表現できていたように感じた。
・あと、原作での結末を知っている状態で今回のアニメを見ていることもあり、起きている出来事、登場人物の振る舞いや発言が、原作初見時とは違う感じに見えている。特に原作第13巻まで中心になることを避けられている登場人物についてはなおさらであった。
・物語に関しては、原作第13巻での投稿記事と同様で、物語の中心になってもおかしくないあの人はなぜそうなっていなかったのか、そして、大学生編になってからほぼ出番のなかったあの人はどう関わるのか、今後公開予定の劇場版アニメでもおそらくは大きな焦点と思うし、そのあたりがどう描かれるか楽しみである。

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【電撃文庫】青春ブタ野郎はビーチクイーンの夢を見ない+

 さいごに至高の時間

 【電撃文庫:青春ブタ野郎シリーズ】

 特典小説2つに書き下ろしをプラスした3つの短編集から構成されている。以下はそれぞれの物語に対するコメントです。

青春ブタ野郎はビーチクイーンの夢を見ない
・アニメ1期のBlu-ray・DVDの特典小説。管理人は初見。
・時期は梓川咲太が高2秋のようで、かえでが存在していることから、時期は第3巻から第5巻の間の模様。
・思春期症候群が発動して起こった結果がかなりシュール(大津美凪がとる対応策もかなりシュール)
・梓川咲太がいつものごとく物事に関わって桜島麻衣や双葉理央の冷たい視線を浴びるのはお約束

青春ブタ野郎はホワイトクリスマスの夢を見る』
・劇場版「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」入場特典の小冊子で既読。
・未来を切り換えた第7巻以降の12月24日。梓川咲太、桜島麻衣ともに「ゆめみる少女の夢を見ない」の牧之原翔子やその時に起こった出来事をおぼえていない状態であるが、この日に何かがあったらしいことを感じる描写が印象に残る。
・この特典小説は、映画「青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない」の特典小説として読んでいるが、原作完結後に改めて読んでみると、また違う印象に感じた。

青春ブタ野郎はトロピカルサマーの夢を見ない
・書き下ろし
・梓川咲太と桜島麻衣の2人きりになれないのはいつもどおり
・最後が素晴らしい

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2025年7月 5日 (土)

機動戦士Gundam GQuuuuuuX(全12話)

 長い旅の末にたどり着いた世界

 機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス) 公式サイト

・劇場先行版『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』は観ていないが、その劇場版がいろいろと話題になっていることもあって、どんな作品かと思ってTV版を視聴した。
・全12話を見た後だとすべての話が整合するのだが、リアルタイムで話を追っていくと、第7話までを観ても以下の点がその後の展開においての伏線なり焦点と思われた。
 (1)物語の題名がなぜ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」なのか
 (2)主人公がシャア・アズナブルではなく、マチュ(アマテ・ユズリハ)なのはなぜか
 (3)シャアがガンダムを強奪する話が第1話でなく第2話であった理由は?
 (4)シュウジ・イトウは何者か、そして彼が5年前のゼクノヴァ現象で消えたと思っていた赤いガンダムに乗っているのはどうして?
 (5)シュウジ・イトウがシイコ・スガイを殺したことの意味は?
 (6)ゼクノヴァと呼ばれることになった現象が生じる理由と実際に何が起こっていたのか?
・第8話までを見ていると、この物語はシャアがガンダムに乗ったとしたらどうなったかというIFの世界の話かと思えるのだが、第9話でのララァの登場、そしてシャロンの薔薇が登場することで物語の展開が一変することに・・・。
・この第9話終了時点で、12話で物語を終わらせられるかのと感じたところで、第10話で展開が大きく動き、どうやら12話で終わらせることができそうな感じとなる。
・11話と12話で伏線を回収しつつ、特に(物語の筋は通っているけど)第12話のトンデモ展開を経て物語は終わりに向かうことに・・・。
・第12話において、シュウジ・イトウがめぐってきた長い旅を終わらせたのが、この物語の主人公であるマチュであるが、物語の題名が「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」であること、そして、マチュがなぜ主人公であったかの意味が明らかとなったと思った。
・全12話を途方もない怒濤の展開を経て物語を最終的にすっきりした形でまとめたあたりを見ると、全体像をいかに丁寧に構築していたかがわかるものであった。また、1st、Zなどをはじめするガンダムシリーズのオマージュのちりばめらめかたもうまかったように思う。
・登場人物のうち、1stガンダムでは不遇であった緑のおじさん、あるいは、ヒゲマンことシャリア・ブルの活躍が光った。一方で、第4話1話限りの登場であったがシイコ・スガイはもっとも印象に残った。

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映画『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』

 小林さんがイケメン過ぎる

 映画『小林さんちのメイドラゴン さみしがりやの竜』公式サイト
 本編冒頭シーン10分

 札幌シネマフロンティアにて公開第1週の木曜日(7/3)午前、11:20の回で見ました。約170名のスクリーン6に約20名だったと思います。

・この映画は原作8巻のアニメ化と言うことらしいが、メイドラゴンシリーズについては原作を見ない状態で視聴している。
・映画を観た直後の感想は、「あいかわらず小林さんのイケメンぶりがすごすぎる」であった。あと、この物語の最終的な落とし所であるカンナとキムンカムイの親子関係については、以前のような冷たいものでもなく、さりとて人間のような親子関係みたいな感じに急速に変わるわけでもなく、ドラゴンの精神構造に沿ったものになった形に落ち着いたことは非常に良かったと思った(感動しました)。
・この映画はカンナが主人公で、ドラゴンの親子関係にまつわる話である。第1期でカンナがドラゴンのいる世界を追い出されて小林さんの家で暮らすことが描かれているが、そのことに関係する話である。
・ドラゴンにまつわる親子関係については、第1期、第2期でトールと終焉帝について触れられているが、ドラゴンは人間とは精神構造が違っていることもあって、親子関係についても人間とは違っているようである。
・ドラゴンと人間には、精神構造は別にして、身体能力に関してはあまりにも差がある状況で何度もドラゴンとやり合う小林さんであるが、今回はカンナの父親とやり合うことになる。
・ただ、騒動の原因はカンナの父親と言うよりも、別の登場人物の誘導があって、小林さん曰く「ドラゴンの頭は単純(ちょろゴン)」ということらしいが、一方でその精神構造が問題の解決に関わってもいたようにも思えた。
・カンナの父親であるキムンカムイ、人間の親子関係はあまり理解できないようであるが、メールのやりとりを見る限り、話は一応聞く模様。ただ、小林さんとしては、単純な説得だけでは難しいと考えていたようで、ある裏技を使うことに・・・。このあたりも含めて小林さんのイケメン過ぎる振る舞いが存分に発揮されていたと思う。
・冒頭でスマートフォンを欲しがるカンナに、さしあたって渡したボイスレコーダー、どのように使われるのだろうと思っていたら、なるほど、このように使われるのかという感じであった。
・カンナが主人公の話であったので、トールの出番は少ないのかと思いきや、終焉帝の娘であるトールの力は重要なようで、要所要所で彼女なりの役割を果たしていたように思う。

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小林さんちのメイドラゴンS(全12話): JR8DAGのメモ書きブログ
小林さんちのメイドラゴン(全13話): JR8DAGのメモ書きブログ

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 入場者特典のミニ色紙

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2025年6月11日 (水)

【電撃文庫】創約とある魔術の禁書目録(12)

 現世に戻ったあとに本当の問題がはじまる

 創約 とある魔術の禁書目録(12):電撃文庫公式サイト

11巻の記事で、12巻はさらっと終わるのか、それとも1巻以上費やすのかといったようなことを書いたが、20年以上にわたって60巻以上が刊行された禁書目録シリーズ、この程度では終わりませんよ、ということが示されたように思えた。
・11巻の最後を見た限り、上条当麻が現世に戻るのに一悶着あるのかと思ったが、そのあたりは特になにもなかったようである。12巻の前半は上条当麻の葬儀で残された関係者の様子が描写されているが、告別式でいよいよお別れと気持ちを整理しかかった段階で、上条当麻が何事もなく生き返ったように見えた感じだったので、何が起こったのか自体把握できないようであった。
・後半は上条当麻が現世に戻った後の話が展開させるが、生きている人間なら救うと言われるカエル顔の医者すら上条当麻の死を認定するような状況であるから、学園都市側からすると正常に生き返ったと考えるわけもなく、そのあたりで騒動があるし、あとはイギリス清教のあの方やら新約中盤で存在感を示した魔神さんたちも出てきて、これはどうにか片付いたと思ったら、このシリーズの当初のラスボスと目されていた人物に押さえ込まれていた新約終盤で暴れた方が再登場し、13巻へ、と流れである。
・今回の上条当麻の生き返りについての見解は、それぞれに陣営や人によって差があるようで、学園都市側はカエル顔の医者をもってしても死んだ人間を生き返らせることは不可能、よって学園都市としてみるとウイルス感染などの何らかの方法で肉体を動かしていると考えるようである。魔術側は人間を生き返らせる手段があるらしいことを知っている模様である。学園都市の新統括理事長は理解はできないもののそういうこともあり得ると考えるようである(ただ、彼には魔術側のしもべがいるのでそこから情報を得た可能性もあるけど)。
・この12巻で、上条当麻、一方通行が登場して、もう1人の主人公であるはずの浜面仕上は出てこないな、と思っていたが12巻の最後で起こった事態を受けて、(本人は嫌な予感しかしていないようだが)どうやら出番があるようである。
・あと、前半の途中で行方がわからなくなった上条当麻の同居人2人が次巻以降の鍵を握るのかどうかも気になるところである。
・電撃文庫の公式サイトによると創約第13巻は2025年8月に刊行される模様。今回の創約12巻で、カエル顔の医者がどうしようもできないといった死すらも上条当麻にとっては通過点に過ぎないことを明らかにしたように思うけど、ここまでくると、この禁書目録シリーズに落としどころはないのかもしれない。

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【電撃文庫】とある暗部の少女共棲(4)

 漂うフレンダ=セイヴェルンの危うさ

 とある暗部の少女共棲(4):電撃文庫・電撃の新文芸公式サイト

・フレンダが気がつかないうちに学園都市の外側に連れ出されている場面から物語が始まり、前半はフレンダとそれを追うアイテムと言う構図で物語が展開されるが、フレンダが連れ出された要因が麦野本家にあったということで、後半は麦野本家を中心に物語が展開するという流れである。
・フレンダの件は麦野本家に起こったことでかき消され、麦野本家で起こった問題は麦野沈利の原子崩し(メルトダウナー)でかき消され、物語が終了という感じだったと思う。
・学園都市側に対しても1歩も退かない姿勢を見せるなど統率者としての風格を漂わせる麦野本家当主、学園都市の能力者と対等以上に戦える貉山など、麦野本家のすごさの一端を垣間見る感じでもあった。
・超電磁砲で、一方向にしか打てない原子崩しを拡散させる描写があったが、どうやら、今回の件でその手法を見いだしたという描写がされている。
・このシリーズでは、最後に禁書目録本編で示されている「アイテム」で起こった出来事示唆するような話が出てくるが、今回は第2巻に続いてフレンダであった。先に禁書目録本編15巻が刊行されているので、後付けではあるかと思うが、劇中で絹旗最愛が感じたように危うさを感じるものであった。

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2025年5月 8日 (木)

ヤマトよ永遠に REBEL3199 第三章 群青のアステロイド

 それぞれの人間模様

 『ヤマトよ永遠に REBEL3199』 公式サイト

 札幌シネマフロンティアにて公開初日(4/11)の夜、18:50の回で見ました。約120名のスクリーン2に60~80名だったと思います。

・見た直後の感想としては、デザリアムは何をしたいのかがまだ見えないけど、ヤマトが今するべきことははっきりしたのかなと。まだ第三章ということもあって謎や伏線などは多すぎて、物語がどう進むのかは全く予想できないけど。
・第二章で精彩を欠いた古代進は、前章最後の出来事で完全に吹っ切れたのか自分がなすべきことを見いだした模様。オリジナルであった赤い翼のコスモタイガーを操縦する展開にするあたりをこうやって実現させるところはさすがだと思った。
・人間模様という点では、南部親子、土門と揚羽、加藤翼とフルールなどあちこちに見られ、この第三章で解決したものもあれば、今後の展開にどう影響を与えるのか気になるものもあった。特に加藤翼とフルールに関しては気になるところである。
・冒頭のオルフェ宙域の戦い、グロデーズ側からすると先手を取ったつもりが、後手に回らされたというあたりが、ランベルの悔しさに表れていたような気がした。あと、全天球レーダーもだが、印象に残ったのはロケットアンカーで、位相変換装甲を有するグロデーズに刺さるのかと思ったが、どうやら純正波動コアを利用した細工がなされているようであった。3199になってから純正波動コアがかなりクローズアップされているが恐るべしである。
・南部親子との関係にも関わる、パルチザンの作戦に関しては、その作戦自体のミッションが達成できなかったのも痛いが、それをデザリアムが逆利用して有利な立場に持っていったことがもっと痛かったように思う。パルチザンの指揮は星名透が取っているようだが、今回の件を受けての今後どう対応するのかも気になった。
・デザリアムはどうやら、からめ手を使ってでもガルマン・ガミラスと地球を仲違いさせたい模様。(オルフェ宙域でグローデーズの装甲板の一部をヤマトに取られた件もあるのだろうが、)位相エネルギーの仕組みを知られるとまずいという趣旨のランベルの発言と合わせて、どうやら力押しはできないとの判断がある模様である。
・ある意味、デザリアムの(というかマザーデザリアムが立案した)ランベルがやりたくないというくらいの姑息な作戦で、デウスーラ三世とヤマトが戦闘に・・・。このあたりは、過去の栄光を捨てられないダゴンのおかげで面倒なことにもなったが、最終的に救世主が現れて次の展開に進むというところで、第三章は終了。
・ここで、アルフォンにさらわれたサーシャが登場するが、2週間という短い期間(らしい)で、何でこうなったのか、そのあたりのもろもろの経緯は第四章で明かされるのかと思うが、偶発的なことなのか、それとも、これもデザリアムが仕掛けたことなのか気になるところでもある。

(関連ポスト)
 https://x.com/jr8dag/status/1910631889947505023

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2025年2月 5日 (水)

【電撃文庫】創約とある魔術の禁書目録(11)

 その後の世界

 創約 とある魔術の禁書目録(11):電撃文庫公式サイト

・前巻の最後で、あのカエル顔の医者すらどうにもできない事態になった後の話
・第11巻では、アンナ=キングスフォードに加えて、創約第9巻で暴れまくったあの人物が登場
・で、その創約第9巻で暴れまくった人物が同行しているのはなぜかというと、その答えが終盤に明かされるという流れである。
・で、最終的に上条当麻がどうなったかというと、その後の世界で起きたことに関しては決着が付いたものの、上条当麻がどうなったかについては、次巻以降で語られることとなった。
・次巻以降の刊行があるのかどうか現時点では不明であるが、以降の話はさらっと終わるのか、それとも1巻以上を費やすことになるのか、あるいは予想していなかったことが語られるのか、いずれにしても気になるところである。

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